世界は密室でできている

世界は密室でできている。 (講談社文庫)

世界は密室でできている。 (講談社文庫)

福井弁は耳に馴染みます。それは程よく緩い知人たちが福井の人たちで、その人たちと遊んでいた頃の程よく緩い日々を思い出させてくれるから


ということで舞城王太郎閲読ニ作目です。
善くも悪くも「週刊マンガ誌の作品のような」シナリオ緩急と会話のテンポ。
万事が完璧とはいえませんが、ついつい福井の知人を頭に描きつつ読むため、ひいき目な感情になり最終的に「好作」と判断。
先日ご紹介した風流冷飯伝なども作品間の登場人物のリンクがありましたが、今作もそんな背景があるようなので、今後の作品にも期待します。