トゥインクル・ボーイ/乃南アサ

トゥインクル・ボーイ (新潮文庫)

トゥインクル・ボーイ (新潮文庫)

正直、この方の作品、私あまり好きじゃないみたいです(まだ2作しか読んでないけど)。気味が悪いというか、後味の悪さが強すぎて。この短編集は真シガテラっつーか、おぎぼうが「世にある毒を辛うじて最悪の寸前でかわしてきた」とすると、「世にある毒が全部こっちに向かってきてクリーンヒット」な感じの作品群でした。


で、なんで読んでいるかというと、嫁が持ってて、私が読むものがなかったので、会社に行く前にひょいとつかんで読んでみたわけです。
前に読んだのが「暗鬼」。これもまたなんだかなぁと、フィクションに夢と無謀を求める私的には重かったのですが、1作だけ読んで判断するのも、と思って再挑戦したしだい。
でもやっぱ重かった。

っていうか、この作家さんの本を複数持ってる嫁が…。でも、まぁ家にあった3冊のうちの最後の1冊(家族趣味)を読んでみたいと思います。
そんでもって、その3冊しか読まずになんかいうのもなんだから、なんか賞取ったやつも読んでみよう。
もう、怖いもの見たさ、な引き込まれ方している段階で嫌いじゃないのかもw