荒くれKNIGHT 高校爆走編(7)

日常ネタも尽きてきた?と一抹の不安がありつつ、感動系シナリオは相変わらずの高レベル。


今回のメインは伊武(主人公のライバル/主人公の属するチームに対抗する№2のチームのボス)の過去話。
生まれてから死ぬまで、意識するしないを問わず、何度も競争をし、勝ち、負け、ランクづけをされるわけで。

そんな世の中で「何故伊武(強者)はリンダ(強者=№1)ではなくコブラ(弱者=№2)を選んだか」というアタリが描かれています。
(経過・あらすじを知らん方にはわかりにくいかもしれませんが、鶏口となるも牛後となるなかれ+それは単なる「セオリー」の話ではなく、「惚れた男がそこにいたから俺が継ぐ!!」みたいな「意思」話です)
まぁ惚れちゃったら、負けでしょ。そりゃあ、ついて行くわ。

腕っ節の強い不良モノ(強者を描くのが主流)でありながら、弱者(という傍流)もキッチリ描くのは、流石吉田先生、というところか。