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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。


週刊少年ジャンプ(8号):魔人探偵脳噛ネウロ
週刊ヤングマガジン(8号):CHILL
週刊少年サンデー(8号):MAJOR
週刊少年チャンピオン(8号):元祖! 浦安鉄筋家族


魔人探偵脳噛ネウロ

推理モノの体裁をとったギャグマンガ。主人公は食いしん坊の女子高生+「謎」が主食の悪魔(というか素直に魔人というべきか)。魔人は「謎」を食べたいので人間界へ出てきましたが、効率よく謎を食べるために女子高生を探偵に仕立て上げて、いろんな謎を食べて歩きます。
この説明だとなんだかぼんやりした感じですが、事件のネタとしては薬物wや、猟奇的事件、テロっぽいネタも展開され、それなりに今風の推理モノっぽいです。しかし推理が云々よりも(だって魔法みたいな技で謎を解くんだもん。そりゃ推理じゃないしw)、もっぱら犯人を描く際の「非人間的描写」が注目されておりますが。


CHILL

こないだのヤンマガの感想にそれとなく書いたので、参照あれ
http://d.hatena.ne.jp/djrtaro/20060125/1138199903


MAJOR

野球少年のお話。ですが幼児期から青年になるまで野球一筋。野球の大河ドラマです。今はメジャーリーグのファームで活躍する主人公が、野球のワールドカップの日本代表の一員として活躍しているところ。


元祖! 浦安鉄筋家族

ドタバタギャグモノ。ドリフ的ギャグというか、王道ギャグというか、体当たりギャグというか、そんな感じ。今回は、某正憲氏のパロディである松五郎が久々の登場。


★★総評

今回は個人的にはダークホースといえる「ネウロ」の巻頭が驚き。でも頃合的にはそんなタイミングかも。こないだ連載が始まったばっかりのように思いますが、時間が経つことの速さを感じます。
さて、感想ですが、この作品の場合は変に推理モノたろうとしていないあたりがブレークのきっかけでしょうか? 連載当初から「魔人の技:要は魔法みたいなもんで、推理放棄w」って感じでしたし。でも、そんな作品が人気が出た発端は「犯人が異常な描写…超マッチョになったり、とにかく尋常な人間じゃない感じに描かれる」というあたりだったように思います。確かに「何かをしてくれる約束だから」という暗黙の了解のもと「今回はどんなだろう」ということに期待する自分がいます。もはや筋はどうでもよくて<今週の太臓もて王サーガJOJOネタはあるの?ないの?>みたいな。
そういう意味では「金出して買ったし、もったいないし、つまんないけど、文句を言うために読む」的な作品に比べ、まだいい方であるといえます。絵は未熟といって差し支えないと思いますが、尋常じゃない人間を表現しようとしているというところは面白いです。興味があればオススメ。

で、残るCHILLは、まだ様子見。MAJORはワタシがあんまり野球が好きじゃないのと、ちょっと最近マンネリな感じがするので、語らず。
そして最後の鉄筋ですが、今回はイマイチ。旧来のキャラは「パターン」が固定化しつつあり、ある程度予想されるのですが、先日の「花丸木の脱ぎ技×雪」というような奇跡的なネタ的ケミストリー(化学変化だっけ?w)が起きるのも事実。
しかし、今回はありませんでした。残念。

てなことで、しょんぼりな感じですがこの辺で。