PLUTO(3)
- 作者: 浦沢直樹,手塚治虫,長崎尚志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/03/30
- メディア: コミック
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正直通常版の2巻との「表紙デザイン」の違いに気付けなかった。
これ2巻
- 作者: 浦沢直樹,手塚治虫,長崎尚志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/04/26
- メディア: コミック
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やはり彼の長編作品は連続で読むべきなのだなぁと改めて思いました。記憶力の話かもしれませんが「大筋」は把握できているものの、ドキドキとかにつながる「細かい手がかり」とかそういったものに気づけないのかなぁと思います。だから、よそさまが「最高」と褒めるほどスゲーと思わないのです…。新刊が出るたびに最初から読めばいいのかなぁ…?
とはいえ「大筋」だけの把握だったとしても、それなりに新勢力が登場したりと面白いことは間違いがない。
微妙にMONSTERでいうところのナチがロボットになったのか?という既視感がしないでもないのですが、「仮想敵がナチ=特異な存在で<変>と言える」というところが「仮想敵がロボット=日常的な存在で<普通>と言える」となることで、深刻さや、話の深さが出てきているので面白いと思います。
いずれにせよ「イデオロギー」というのは「それぞれが正しいと思ってやっている」から始末が悪い。それは「ナチ→ロボット」になったことで「特異→普通」になり、その「溝の深さ」が顕著になってますな。話として「MONSTER=サスペンス」から「PLUTO=人種問題」に近い「提起する問題の大きさ」を感じます。この先、どういうことになるやら…。
といいつつ「アトムが死ぬ」とかいうあたりは適当に把握できているので、これもこれでどうなんだか…、と言う感じ。メジャー作品のつらいところですな…。静観。