白閃の剣

ローカル同心新兵衛の3作目。初作でのイマイチ感はどこへやら。かなり良作のエンタメでした。


初作での「イマイチ感」の背景は「同心はつらい」という職業的なリアリティの部分にフォーカスされた展開のように感じてしまったところ。しかし、2作目の夕霧の剣で印象は「ローカル(駿州沼里・静岡・作者鈴木氏の地元)」という「舞台」を生かした強敵の出現など、エンタメとしてかなり面白い展開でした。

そして、今作「白閃の剣」では魅力あふれる「敵キャラ」(フジョシも喰いつきそうですよ)や「新兵衛を陥れようとする罠」も登場して「もちろん剣戟」「さらに恋」、と盛りだくさんな展開で、かなり面白かったです。

「江戸ではない舞台」「舞台を生かした強敵」「さらに魅力的なキャラ作り」などなど・・・と、かなり目に見えた形で話の幅が広がっていく様が感じられました。


てなことで、話をかいつまんでいうこと自体がネタバレになっちゃう可能性もあるのであれですが、かなりジェットコースター的に(褒め言葉)面白かったです。これで次の巻で終了というのがなんとも惜しい気がしますが、コレ、こんなにキャラが立ってたり、仕掛けも盛りだくさんなので、映画とかドラマとかその辺の「別メディアでの展開」を考えると、魅力的かつ適当な長さのような気もしますが、邪推しすぎでしょうか?

ともあれオススメ!!