菊と刀 の1
- 作者: ルース・ベネディクト,長谷川松治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/05/11
- メディア: 文庫
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「頭とのどが痛くて熱があるんです」「そりゃ、風邪だね」「そうですよね」
「扁桃腺も腫れてるし、インフルエンザかもね」「なんですか?扁桃腺って!?インフルエンザって?」
てな感じ。
わかりにくい用例でしたが、要は「自分では十分わかってるんだけど、そういう見方・切り口もあるのね」って教えてもらった感じ。
てなことで、この書はもともと「太平洋戦争」時にアメリカが対戦国である日本を分析するために調査を行ったものがベースになっているとのこと。
日本人のあるあるネタ(というか性情)を別の言葉でまじめに分析したものです。
書かれた時代が「戦中〜戦後」ということもあり、現代に生きる自分としては納得する部分も時代の流れを感じる部分もありましたが、概ね理解できたっつーか、「その分析と結論に納得」できました。と同時に「この作者、日本に来た事ない」って事実も驚きました。
この膨大な情報を提供した人(たち)を褒めるべきなのか、膨大な情報があるとはいえ、ココまで突っ込んで語っちゃってる作者がすごいのかわかりませんが、いずれにせよ、「アメリカの方なのに日本のことよく知ってるねー」と感心します。日本語が上手な外国の方を見て目を丸くするお年寄りの気分。
なーんてサクサク軽く語っていますが、内容は実に多岐にわたっており、考えさせられる部分も多いので、先日の「同日同刻」の感想*1に近い「一言じゃあちょっと」という部分もあるので、また折を見てコメントしたいと思います。
※別で読んでいた「タイゾー化する子供たち The Wandering Students」
タイゾー化する子供たち The Wandering Students (光文社ペーパーバックス)
- 作者: 原田武夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 藤原新也
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1982/11
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- 作者: 藤原新也
- 出版社/メーカー: 集英社
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