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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。怒涛のシゴトの後は総括なわけで、相変わらずバタバタです。はふぅ。

週刊少年ジャンプ(22・23号):ONE PIECE
週刊ヤングマガジン(23号):赤灯えれじい
週刊少年サンデー(23号):うえきの法則プラス
週刊少年チャンピオン(24号):Dämons(ダイモンズ)


ONE PIECE

言わずもがなの海賊マンガ。過去の経緯の詳細はリンクを。

現在はシナリオ的に鍵になりそうな「大ボスクラス」である「七武海」も絡んだゾンビの島「スリラーバーク」で、早速バトル。ホラー的エッセンスで主ルフィ一行が一人、また一人と消えておりますが、残された人々も彼らは彼らで大活躍中!



赤灯えれじい

平凡男とヤンキー娘の淡い恋愛モノ。同棲モードに入り、結婚?というところまできましたが、現在は「彼女」が「元彼」と遭遇し…。



うえきの法則プラス

以前サンデーで連載していた「うえきの法則」の第2部。長いお休みから復活。スタンド系バトルモノです。

現在は、「現世(この言い方が正しいかわかりませんが)」の記憶が全て詰まったキューブ、というものを奪還すべく、異世界へ。そこで、その「キューブ」争奪戦に参戦。見事勝利しましたが…。



Dämons(ダイモンズ)

手塚治虫氏の原作を、「ウダひま」などの米原秀幸氏がカバーした、SF復讐モノ(この言い方が適当かわかりませんが。一応「自称」は「サイコサスペンス」)。妻子を仲間に殺された主人公が、その仲間たちに復讐を誓い特別なチカラをGET。しかし、この仲間たちもナノテクノロジーを駆使した攻撃的なカラダを持っているため、苦戦しますが…。

現在は4人目の「一都市を丸ごと支配する」過去の仲間とバトル。




★★★総評


ワンピース

先日よりこのシリーズは面白い!と思っておりますが、今でも面白いです。

一部の主要メンバー失踪(謎の要素)という状況にありつつも、残されたメンバーはそれぞれのチカラで「それなりに」奮戦(バトル+ギャグの要素)。
一方で「コイツはアイツ?」的な「謎を解く要素・・・新参ゾンビ」も登場。
さらに「王下七武海」のメンバー(ゲッコー・モリア…ゲッコーつーことはヤモリ=ゾオン系?)も絡むということで期待も高まり(強敵の出現の予感+比較的大きめに物語が動く予感)。
最後は(個人的にはシアターブルックのタイジを彷彿とさせるw)ホネホネマンが、あの技を引っさげて再登場とか。

シナリオ展開、謎、バトルそれぞれがいい感じで配分されていると思います。


私自身働いているので、「職業へのプライド」とかは特に今更マンガで読みたくないのでw ウォーターセブン編より、今回の方がギミック的に好きなのです。
(ウォーターセブン編の後半は感動したけどね)



赤灯えれじい

日常ネタマンガ(もっというとあるあるネタマンガ)なので、エンタメをマンガに求める私的にはなしです。
読んではいますがw



うえきの法則プラス

以前も「能力描写のための設定作りは、結構話がわけわからんくなる」と思いましたが、能力を描くために描いてる気がして、「スタンドのレクイエム並にわかりにくい←まぁ週刊誌で飛ばし読みしているせいもありますが」。また、「そういうの」を体系的に把握したと思う気持ちが働くから、上手く整理がつかず「???」となってしまうのです。
(まぁ、個々のシーンではそれなりに納得しているのだけれども)。

でも、オヤスミ以降「ハッタリの利かせ方」はキッチリしていて、既観感があるネタではあるものの、効果的に使って、バトル描写がそれなりに引き締まったり、ワクワクしたりするようになりました。
今週号以降の新展開はちょいと期待。



Dämons(ダイモンズ)

イマイチノレません。
ひとつは、ネタ(各ライバルの得意技)の既観感が強いということ。
もうひとつは、「ドラマが復讐」というシンプルな構図であるため(状況は子と妻を殺された、という深刻なものだけど)、ヤンキーバトルモノよりも「過程のドラマ」が弱いため、と思われます(今回「旧友」が出たけど、そこを補うほどではなかった)。



てなことで、この辺で。