スター・レッド
- 作者: 萩尾望都
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1995/04/01
- メディア: 文庫
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先日の「グレンラガン〜ゲッター〜虚無戦記〜百億の昼と千億の夜」の流れで閲読。嫁の萩尾望都コレクションから。
「百億の昼と千億の夜」の解説にこの作品名が登場しており、似た流れかな?と思い読んでみましたが、スタート地点であるグレンラガンでみたかったこと(というか「進化するものとしないもののバトルの<決着の描き方>」)からはちょいとずれておりましたが、すごい作品でした。
客観的なアラスジはこのはてなのリンクでもwikiでも何でもみればいいと思うのですが、
最初に驚いたのは「AKIRA*1」の冒頭の暴走族同士のバトルに似たシーン。世はオマージュの積み上げでなされているということを感じましたよ。
いや、でもそんなのはこの作品のポイントではないのですが。
様々な立場の登場人物(地球人、地球人のエスパー、元地球人の火星人(エスパー)、異星人など)が様々に絡み合い、一方でこちらが想定していないような出来事・設定で展開されます。
ナイトキャップ的に読んでいたので正直細かい考察とかはしきれないですが、読むたびに驚きの設定が登場して、発想力がすごいなぁと思いましたよ。もう1回読んでみよう。
そして、こちらも結末は「全部解決しているわけではない」感じです。
やむなし、か。
*1: