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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。世は年末でクリスマスで三連休なのですな。そんなわけでお休みの雑誌もありです。

週刊少年ジャンプ(03号):MUDDY
週刊ヤングマガジン(03号):センゴク天正
週刊少年サンデー:お休み
週刊少年チャンピオン:お休み


MUDDY

以前に読みきりでも登場した「人型キメラ(合成動物)」が主人公の新連載。

キメラの研究者クレイは「元天才少年」。大人になったらイマイチでさしたる実績もないまま研究所を追われます。放浪の果て見つけた廃墟となった研究施設で偶然、誰も創ったことのない「人型のキメラ」を生み出した。



センゴク天正

秀吉に仕えた実在の武将「仙石権兵衛秀久」の戦国時代の戦争×青春絵巻。

現在は、昇格してその名のとおり「千石」を拝領するくらいの武将になりました。で、信長配下の秀吉の下で働いております。


★★★総評

MUDDY

単に好みのハナシなのですが、キャラの「目」の描き方がちょっと好みじゃないのだよな・・・。くりくりしすぎている感じがちょっと気持ち悪い。

そして「キメラ創造の難易度」がちょっとわかりにくい。
ドラゴンは難しくて、人型はもっと難しくて、でも「お店型の獣」がいたり、「蛙がなる植物」がいたり、そんで蝶の羽が生えた馬や鉄の皮の猫がレアと・・・。

ファンタジー的演出はされているのですが、そのあたりが自分の中でしっくりこないのだよな。

人型が出来たときにもっとクレイが喜ぶとか、落雷あるとか「奇異なこと」が起きているとなんとなく「奇跡=人型ができるということはとてつもなくスゴイこと」な感じがするんだけど・・・
(ああ、でもこのあと出生の秘密とかも出てくるだろうから、このあたりの「あっさり具合」もなんか関係してくるのかもしれないですな)


でもオハナシとしては、ほのぼのな感じになりそうで面白そう。

と同時に、今後の方向性はどうとでもなりそうなので、どんな方向へ舵取りするのか楽しみに待とうと思います。



センゴク天正

センゴクの仕切り直し。偉くなったけど、結局下働きな感じのセンゴク
今回のエピソードはセンゴクらしくて面白い展開でした。

信長のこのあたりの時代のことって「人物のメジャー度」に比べて「マイナー」な感じなので(まぁ、時代の寵児でありつつ、大虐殺者でもあるから、そのあたりを伝えるのは自然にトーンダウンするのかもしらんけど)、学習という意味も含めて楽しみなんだよな。

それにセンゴク個人のことを良く知らないから毎回楽しみなのです。

今後も注目、かな。