墓場鬼太郎
墓場鬼太郎 (1) (角川文庫―貸本まんが復刻版 (み18-7))
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/08/01
- メディア: 文庫
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何かと話題なのですが*1、深夜アニメを見るのは大変なので(録画してまで見ようと思わないし、録画したところでいつ見るんだッてハナシもあるし)原作を買ってみた。
時代背景もあると思うのですが、鬼太郎のお行儀が良くありません。
また、現代だと「その展開ナニ?」と思うこともあるのですが、すんなり展開されて「そういうものなのだ」と学習しつつも「でもコレがマンガの醍醐味でもある」という感じでもありました。
また絵柄は陰影のコントラストがすごくて、マイク・ミニョーラもびっくりな感じ。
そして最初の(おそらく人気が出る前の)目次とかのレイアウトもなんともシュールというか、ゴシックというか新鮮でした。
温故知新、大事。
オハナシは巻が進むにしたがい徐々に鬼太郎らしい、というか水木氏らしいすっとぼけた展開になってコレがまた面白い。時代背景というか、そういうのを意識させられます。
また、作中の「ト書き」も、白戸三平氏の作品などにも見える「語りかけるような超ハッタリ」もあり、この時代の手法の一つなのかもしれませんが「民明書房的なもの」のベースになったものかと思われます。
てなことで、現在4巻まで読んでます。
最初の方は本当にワイルド?な展開なのですが、4巻まで来ると「ゲゲゲの鬼太郎」に近い感じになっております。
そうなってくると逆にワイルドな展開がいいなぁ、と思ったりw
時代を超えて復刊されるものは、ちゃんとした理由と面白さがあるのですな。
面白いです。
続きを買わねば。
そして、アニメの方にも興味が出てきました。
1回くらいは見てみようかな。
*1:http://natalie.mu/news/show/id/4896 テレビブロスでも特集を組んでて読んだ