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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。花粉の季節ですね。部屋干しのSEASON。

週刊少年ジャンプ(15号):ぬらりひょんの孫
週刊ヤングマガジン(15号):喧嘩商売
週刊少年サンデー(15号):結界師
週刊少年チャンピオン(15号):ドカベン スーパースターズ編


ぬらりひょんの孫

以前読みきりで登場した「妖怪の総大将ぬらりひょん」の孫(妖怪のクォーターの人間)を主人公にした勧善懲悪系のオハナシ。

「任侠色」を加えて(強めて?)、装いも新たに新連載です。


喧嘩商売

通常の格闘技のスキルに加え、「とにかく勝つため」のアイデア、実行力を持つ主人公の喧嘩バトルもの。「幕張」や「代表人 平成義民伝説」の木多康昭氏の「青年誌」での作品ということもあり下品で過激なギャグも混ざってます。

現在は、屈辱的な敗北を喫した工藤への復讐を胸に、肉体改造と伝説の秘密の技「煉獄」を含む新技を会得した十兵衛ちゃん。プロレスの舞台に乱入して腕試し! そしてその対戦相手は・・・



結界師

「結界術」を駆使して「妖」を退治するバトルモノ。主人公たちはその「技」を駆使して聖地を妖の手から守ったりしてます。現地で働く主人公達と、主人公の兄が所属する「中央で統括する組織」もあるようで、ソコの政争的な動きも主人公達に影響し、オハナシの世界観も広がっています。

結構な勢いで巻頭さん。現在は主人公の守る土地「烏森」で暴れまくった後に退治された土地神の神祐地に、供養に来ましたが、神佑地狩りの手がかりになりそうな謎の道具を発見し、謎の敵に襲われます。



ドカベン スーパースターズ編

言わずもがなの野球マンガ。高校生だった山田たち明訓メンバーその他も、最初の頃こそは普通に「どっかのプロ野球チーム」で活躍してましたが、「メジャーに行きたい」とか言い出して、コミッショナーが提案したのが「チーム増設」。その結果「東京スーパースターズ(ほぼ明訓)」と「四国アイアンドッグズ(ライバル達)」に分かれました。

現在は、07年度日本一になった後、08年度の開幕戦。相手は中田翔をゲットした日ハム。
表紙、巻頭でのインタビューとも中田を大きく扱っております。





★★★総評




ぬらりひょんの孫

うろ覚えなんだけど、「ぬらりひょんが妖怪の総大将」ってのはゲゲゲの鬼太郎中の設定で、実際そういう感じの記録はないとか、きいたことあるんですが、そうだとすると、「とあるマンガの設定が常識・前提として新たなマンガが創られる」って、ある意味「創作系」なのかなとw

でも「おもしろければいい」のです。

で、面白いか?というと「しゃばけ(妖怪に囲まれた環境)」で「任侠(妖怪が従う根拠強化+バトルの必然)」で「鬼太郎(勧善懲悪シナリオ)」か「ぬーべー(学生というトラブルにあいそうな環境)」と「新宿のせんべい屋(二重人格)」とか、そんなミクスチャな感じなので、ある意味面白そう。


うまく転べば、今更だけどカードバトルとか副業にも繋げられそうで集英社さんも儲かるはずだしw、気合入れて面白いオハナシを作っていただきたいものです。


期待しつつ、静観。



喧嘩商売

過去何度か使われたパターンでもある「格闘家」の過去のモノローグ。

いやだなぁ、コイツ。と確実に読者に「知識」と「嫌悪感」を与えることで、読み手に「立場」と「情報」を与え、バトル描写に厚みが出るということもあるので方法論として否定しないけど、やっぱ嫌なやつだな←見事に引っかかってるw

登場当初「卑怯キャラ=ぬるぬる柔道王」を連想したのですが、あんまり似ていると問題ありそうだから、そうさせないように、もっとキャラ造形を惨くしたのでは?と邪推もしたり。

ともあれ、十兵衛ちゃん、快勝しちゃって!!



結界師

巻頭さん、多すぎw コメントしにくいな。
指導者の複数化で良守スキルアップのスピードが上がったりするのかな、と思いつつ、同時に時音の監査?でオハナシも進みそうで、期待、というところか

裏会の組織図とか興味あるなぁ。解説本とかに出ているのだろうか?



ドカベン

今回の作中では大活躍の中田翔ですが、現実ではご存知のように二軍デビューが決定しておりますので、やはりこういう「現実を絡めた創作」って難しいな、と思いました。

ちゅうか、ドカベン読んでる人は(多分描いている人もw)そういうの気にしないよな。多分。へたこいた!と思っているのは表紙に中田を持ってこようと決めた担当さんくらいなのかな?

あっさりですが、この辺で。