七人の十兵衛

メジャーな歴史上の人物を様々な作品を通して味わうのは楽しいものです。


コイツは読んで字の如し、複数の作家さんが描いた短編をまとめたもの。

「二人の十兵衛」とかってんならありそうですが 、さすがに7人はやりすぎだしね(あ、いや、荒山徹氏だったらやりそうか?w)


ということで、名前を連ねるは松本清張氏なんて日本的な大御所から、「柳生といえば」な五味康祐氏、個人的に愛してやまない隆慶一郎氏、笹沢佐保氏など、メジャーな方が並びます。編者はこの手の作品をまとめるのが上手な縄田一男氏。

それぞれ、様々な柳生十兵衛を描きます。
若きころ、死の真相、隠密としての正体などなど、もともとメジャーで特徴的な十兵衛さんですので、いろいろな切り口で面白いです。
オススメ。