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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。活動的な週末でした。

週刊少年ジャンプ(30号):トリコ
週刊ヤングマガジン(30号):きんぼし
週刊少年サンデー(30号):★★★のスペシャリテ
週刊少年チャンピオン(30号):弱虫ペダル


トリコ

先日から始まった島袋光年センセイの新連載。オハナシは、「数多のグルメな動植物がいる世界」で、確保が難しい食材を入手してくる「美食屋」の活躍を描くもの。

凶暴かつ狡猾な猛獣・トロルコングがうようよいるエリアに生えている幻の「虹の実」を求めて、トリコと小松は向かいますが



きんぼし

相撲モノの新連載。才能も驕りもあるピッチャーだった主人公は、試合中の事故で片目が見えない状況に。そこに現れたのは相撲同好会の主将。



★★★(三ツ星)のスペシャリテ

料理(フレンチ)モノの新連載。病気の母を持つ主人公は、その才覚を活かし地元の商店街でバイトのハシゴをする日々。
そんな主人公はバイト先を間違えてフランス料理の厨房に入りますが・・・。



弱虫ペダル

先日始まった自転車モノの新連載。オタクの主人公は秋葉原に通っていたため、凄い脚力。その力が自転車乗りたちに目をつけられて、自転車競技部に入ることに。

今は新入部員歓迎のレースに参加中。実力を買われている友だち?2名は早くも勝負を仕掛けますが、主人公はママチャリのまま(改造はしているけど)。このレースで実力を発揮できるか?



★★★総評

トリコ

やっぱ、まだ「基本スペック紹介・主人公強え〜」な感じですな。当然といえば当然か。
ある意味「少年漫画の王道」であるので、コレはコレでアリなのですが、おっちゃん的にはちょっと物足りないのも事実。

奇妙な生物をてらい無く登場させるようなので、面白い生物や展開を期待しておりますよ。



きんぼし

巻末の作者コラムでセンゴク宮下英樹氏(過去に相撲マンガ「ヤマト猛る!」を連載)もエールを送ってましたが、珍しいスモウモノ。
自分の中にも「相撲マンガってこうあるべき!」ってのがないのでw どんなオハナシになるのか期待。

この後述べる「弱虫ペダル」も、様々なスポーツモノの「主人公のスペック」って、よくあるパターンだと「今まで特に目立ってなかったけど、そのスポーツにとっては凄く重要な能力・スキルを持っていた!」って感じだけど、この作品の場合は、そういうのがあるのかな?
野球と相撲って結びつかない。

静観、かな。



★★★(三ツ星)のスペシャリテ

フレンチって、結婚式に出てくるもの以外食ったこと無いな。フレンチに興味ないのだよね。量少ないしw
で、オハナシの方は、機転が利くシェフもの、ということでよいのかな?

素材(フレンチ)に興味がないので、当然「静観モード」なのですが、マンガとして面白ければ興味はわくはずなので、色眼鏡で見ずに、積極的に読んでみようと思います。



弱虫ペダル

最近周辺で自転車熱が起きそうな感じだったり、元々自転車オタクであるケンゾーさんのハナシ(mako2経由のハナシ含む)とか聞くと、面白そうかな、と思う自転車なのですが、この作品も「競技の自転車そういうセカイなんだ」と学習できる感じで面白そう。

アイシールド21のセナが、パシリで脚力を鍛えられていたように、この作品の主人公・小野田もチャリ用の脚力を鍛えられてたはずですが、ココで早速「地力」だけでなく「道具」である自転車の差が描かれています。やっぱ、チャリは「地力」と「道具」のスポーツなんだなぁ、と思いましたよ。
リアルなところだと最近の水泳の水着のハナシとか、マンガで言うとモンキーターンとかにも通じる、「そういうスポーツである」というのも伝わってきて、普通のスポーツモノと違う感じで面白い。
そういう意味だと武器が勝負を左右するファンタジー系のマンガにも通じるのかな? なんとなく車田作品群(風魔の小次郎とか、聖闘士星矢とか)を思い出したり。

ともあれ、自分の知らない世界を描くマンガは面白いですな。今後も期待。

てなことで、この辺で。