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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。今週発売分です。

週刊少年ジャンプ(06.07号):NARUTO-ナルト-
週刊ヤングマガジン(06/07号):新宿スワン
週刊少年サンデー(6号):はじめてのあく
週刊少年チャンピオン(6号):クローズZERO


NARUTO-ナルト-

パラレル世界での忍者活劇。忍者立国とも言うべき世界の中で、それぞれの国で協力したりなんだりという感じ。主人公は「九尾(あちこちの作品で見られる伝説の狐ですな)」をカラダに封じ込められたナルト。その力を使ったり振り回されたしてます。

現在は、主人公ナルトの母国である木の葉の里にテロリスト集団「暁」のペインが侵攻。一方ナルトは仙人になるべく修行中でしたが、里の危機の一方が入り帰還! しかし里は…。



新宿スワン

風俗系のお仕事に女子を誘うスカウトモノ。新宿を舞台にピカレスクロマン的作品が展開されてました。

古巣のスカウト会社と喧嘩別れして、現在は新人ホストとして働くタチュヒコ。しかし、先輩ホスト(+上客)に意見していじめの対象に。



はじめてのあく

こわしや我聞」の藤木俊氏の新連載。女子高生恭子の家に世話になることになった「元」悪の組織のイトコたち。姉は「元幹部」で、弟は「悪の科学者」。民間人としての感覚が希薄な悪の科学者ジローはどんなことをしでかすのか。



クローズZERO

人気ヤンキーマンガ「クローズ」の主人公坊屋春道が鈴蘭に転向してくる前の状況(リンダマンは2年生)を描いた映画の漫画化。

主人公滝谷源治は拳のアドバイスをうけつつ「鈴蘭」を制覇するための活動を開始。



★★★総評

NARUTO-ナルト-

「市街地がテロリストに襲撃される」というのは、相当いやなもんですが、ペインの「アレ」はもう「みんな瞬殺」ってことなんでしょうか? それともツナデの技で生きてるのかな? 後者であってほしいなぁ。

で、怒りのナルトですが、そりゃぁもう怒って当然。
まだペインの謎は解けていなかったと思いますが、仙人の能力も付加したナルト。とりあえずペインの一人を速攻で倒したんで強いのはわかりましたが、どんな戦いを見せてくれるのでしょうか?
期待しながら待ちたいと思います。
でも、くれぐれも「うちは」の幻術合戦みたいんじゃなくて「忍術バトル」を見せてね、と思う。 



新宿スワン

お仕事紹介漫画として面白いなぁと思う新宿スワンなのですが、ホスト編はなんとなく他の漫画で知った世界なので、さほど面白くないです。(新しく知った事柄だと「店長が悪徳な場合、ピンハネされる場合がある」ってことでしょうか?)

で、このホスト編、どうやってけりつけんのかな?
単なる人情話で終わってほしくないので、何かこの作品らしい感じにしてほしいんですが、人死にが出るのもなんだし、正直、自分が満足できる方向での展開が読めません。
いい意味で期待を裏切っていただきたいです。



はじめてのあく

こなれた作画と安定したオハナシが好きだった「こわしや我聞」の藤木氏の復活は素直にうれしいです。
今回の作品も出だしから面白い。
まっとうな女子主人公+イトコの姉と、ぼんやり女主人公の父さん+悪の科学者である男主人公も組み合わせも面白そうだし、男主人公の珍発明もなかなか。
「改造第一主義」はサイボーグじいさんGっぽくもあり、キャラの配置的には「究極超人あ〜る」っぽい普通の(変人がいる)学園モノ的な展開もできそう。
いずれ「元同僚」とか「正義の組織」とか「他の悪の組織」とか、いろいろ出てきそうで本当に楽しみです。(ちょっと「進め!!聖学電脳研究部」の後半とか思い出したり)

この設定をきっちり生かして面白いオハナシをお願いしたいと思います。
楽しみ〜


クローズZERO

不器用ながらも目的に向かって進んでいく感じが好感が持てますが、なんか「拳」が邪魔に感じます。社会人なんだから高校生の喧嘩に口出しスンナよ、とか思ってしまう。
それ以外は、がんばってほしいと思います。はい。

てなことで、今週分はこの辺で。