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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。バイクに乗ってお買い物の予定が雨で延期。しょうがないので、ストーンオーシャンとかを読んでいます。ダイバー・ダウン!(家に巣篭もり、の意)

週刊少年ジャンプ(29号):トリコ
週刊ヤングマガジン(29号):彼岸島
週刊少年サンデー(29号):電脳遊戯クラブ
週刊少年チャンピオン(29号):クローバー


トリコ

島袋光年センセイのグルメバトルマンガ(あ、この言い方は御幣を招くな…食材を確保+料理するという意味でグルメマンガ。でも、それが奇妙奇天烈な怖いモンスターだったり、強い敵という意味でバトルマンガ)。オハナシは、「数多のグルメな動植物がいる世界」で、確保が難しい食材を入手してくる「美食屋」の活躍を描くもの。今回は連載1周年で巻頭さん。

現在はレア食材であるリーガルマンモスをめぐって、敵であるGTマシンとバトル。瀕死状況に合いながらもジュエルミートの力により見事復活し、敵を粉砕!



彼岸島

旧日本軍の開発した「吸血鬼ウィルス」に汚染された島を舞台にしたホラーアクション兼、吸血鬼軍団との戦いを描いたバトルモノ。出てくるモンスターは「吸血鬼」というよりは「奇怪クリーチャー」という感じで独自の世界観を形成。最初は逃げる一方だった主人公達ですが、現在は吸血鬼軍団に対するレジスタンス的な組織んの中心人物になり、真っ向勝負。

現在は、「吸血鬼」になってしまったケンちゃんが、その属性を生かし敵地に侵入。しかし敵のボス雅につかまり、救出すべきはずのユキの血を吸うなど窮地に。しかし、見事復活し逃走を図ります。(私の文章スキルのハナシもありますが、どうしても「しかし」が増えてしまうあらすじだなぁw)



電脳遊戯クラブ

超過保護な兄と、それよ嫌がる弟を描いたギャグマンガ兄ふんじゃった!」の小笠原真氏の新連載。
ゲームを作りたくて電脳遊戯クラブに入った姫野アンだが、実際はゲームをするだけで、さらに先輩にパシリにされる始末。そんな日々でしたが女子を盗撮をする少年を発見。彼のPCにはオリジナルのOSが入っていて…。



クローバー

今風ヤンキーマンガ。天涯孤独の身となり、遺産である大金を持って以前住んでいた町に帰ってきたハヤト。以前住んでいたときの親友二人と高校生活を送ります。

現在は抗争エピソードも終了し、大晦日ののんびりとした一日を描くほんわか編。例のごとくハヤトはみんなに相手にされません。



★★★総評

トリコ

そうか、1年か。なんかあっという間な気がします。前からちょこちょこコメントしてますが、わかりやすい描写で強さをひょ間したり、のんびり楽しめる感じがよいですな。正直、ジャンプというよりコロコロに近い?とも思えるくらい。
トンでも描写も「3割の本当っぽい理屈と、7割の虚構」というか、無茶でもなく、魅力に欠ける感じでもなく、いい塩梅で楽しいオハナシなんですよね。

仲間の四天王もまだ一人出ていませんが、バランス?のトリコに、毒のココ、髪のサニーと、なかなか個性的で面白いし、所長とかも気になる。今回も最後のトコの「ひき」で「副会長」とともに「ゼブラ」も出てくるし、最近数少ない「まだ見ぬキャラにワクワクする」感じです。

来週も楽しみだなぁ。



彼岸島

「コレは彼岸島だから」といってしまえばソレまでですが、どんだけ吸血鬼というか、ケンちゃんタフなんだよw

奇妙で強烈な新キャラによる「コレは彼岸島だから」という展開は過去に数多ありましたが、ケンちゃんもとうとうそのステージに! いやあ、相変わらず彼岸島はすごいなぁ。



電脳遊戯クラブ

「兄」のネタは好きだったので、ちょっと期待して読んだ今作。しかし、正直前半はきついか…と思ってました(アノ絵で女子中心で、巨乳とかいわれてもw)
が、中盤のパソ子登場で、興味がググンと上がりましたw 最終ページのコラムとかもあって、「どこまで本気でゲーム作りをするのか」ってのも気になりますし、いろんな意味で楽しみな新連載ですわ。



クローバー

相変わらず主人公の立ち位置がはっきりしない「陣取りゲームがない抗争」というか、「あてなきケンカ」というか、「降りかかる火の粉を振り払うのみ」ともいえる、微妙なヤンキーモノ。まぁ「信頼」ってのもあるけどさ。

も、今回みたいな「ぼんやりエピソード」は嫌いじゃないんだよな。ただ「ハヤトが仲間はずれ〜でも、ハヤトのうちに集合」って展開も既視感もあり、ちょっと食傷気味ともいえるかも。

フィギアも出るみたいだけど、この作品が好きなヒトはこの作品のどういうところが好きなんだろうか?
今のご時世「自分から攻めない腕っ節の強いヤンキー」ってのも魅力なのかなぁ。


てなことで、さっくりですが、この辺で。