最近の最終回マンガ その1 

まずは、ボクシングマンガの「RRR ロックンロールリッキー@週刊ヤングマガジン


30手前のロッカーを目指すしがないオトコが、某ドキュメントバラエティ番組*1的な形で、ボクシングに出会い、実は才能があって開眼していくハナシ。

スタンダードな「成り上がり」的展開だったんですが、うまいこと「姉の子を育てる子育て」「ライバルの存在」やら「スイッチボクサーという才能」を絡めて、手堅い感じで魅力的に見せていました。

しかし、終盤からサスペンス調復讐劇に変貌。「気持ちはわかるけど、司法に任せては?」と思わないでもないですが、本人達がそうしたいんだから、しょうがないか、という感じで展開。
最後はなんとかリング上で決着。最終回は、これも手堅く定番の「数年後」。無事終了とあいなりました。

作品を通しての感想は上述の通り「手堅い」作り。安心して読める「ハナシとしての定番」ぷりと、主人公を含めた適度な「トリッキーなボクサー」の配置で、面白く読めました。
が、爆発的なインパクトはなく、終わっちゃった感じですな。

リアル路線のマンガなだけに、トリッキーすぎると違和感出るし、リアルに徹すると地味になるし、この辺の塩梅は難しいですな。

ともあれ、お疲れ様でした。

*1:ちゅうかガチンコ・ファイトクラブ