9・26全日本プロレス「FLASHING TOUR2009」最終戦・横浜文化体育館大会

昨日の観戦の感想をさくさくっと。
全日本の試合観戦は2回目ですが、最近テレビ(スカパー)で気がついたら見るようにしているので、ほとんどの選手とか因縁とかは把握できていて十分楽しめました。


[1]NOSAWA論外&MAZADA vs 稔&ヘイト

試合巧者という印象が強い東京愚連隊。対するはヘイトとヒート、じゃなくて稔。
良くも悪くも「悪者対決」それぞれ手段を選ばぬ攻防が続きますが、愚連隊の方が連携がいい感じな印象。
全日本のジュニアの試合に見慣れてきたこともあるのか、残念な感じも無いけど、新しい驚きもなし。
やっぱ慣れって怖いな、と思う。

そしてヘイトがいろいろのたまいますが、そんなに「スゴイ印象」もないので、山崎邦正の見栄を張った虚言的印象に。

観戦後に、いっしょに見ていた皆さんに聞いても、そんな感じ(山崎邦正とは言わないけどw)だったようです。



[2]ゾディアック&KAI&大和ヒロシ vs TARU&ジョー・ドーリング&歳三

ゾディアックがF4に入った後(テレビも含め)初めての試合観戦。F4の中にいると、改めて大きいなぁ、と感じるゾディアック。
そして、この組み合わせだと「ゾディアック憎し」な攻めかな?と思ったら、「今回の会場の横浜はカイの出身地」ということで、タルからカイ狙いと宣言されました。ちゅうことで、試合はカイ狙いで展開。さすが悪者ブードゥー、えげつなく攻めて「カイを目立たせる」ことに成功。私も改めてカイを認識しましたよ。
そして、同時にエプロンのゾディアックのリアクションが秀逸!「オーノー」とカタカナで言っているさまが目に浮かぶコメディ的ともいえるガイジンリアクションをしております。
私は試合も気になりましたが、ゾディアックにも注目しておりました。

で、試合は小島を欠いたF4は3人同時技なども繰り出すも、ブードゥーにはかなわず敗退。

でも、とても楽しめた試合でした。



[3]西村修真田聖也 vs 長州力&征矢学

こないだ両国で見た西村と征矢の決裂の様をビデオで見つつ、その後の知らなかった動きも知り「因縁対決」であることを改めて確認。そして、西村の切れっぷりに「私怨」の2文字とメラメラと炎が西村の背後に浮かんでいるように思いましたよ。

征矢に対する西村の両肘エルボーとか、張り手とか、蹴りとか、本当に憎たらしいのだろうな、と思わせる展開。

試合全体としては「西村VS長州」「真田VS征矢」という「因縁」もあり、常に熱い感じ。
狙った相手を攻撃しつつエプロンにいるタッグの相手にも攻撃するのは「フォールする際に邪魔しに来る敵への牽制」としてセオリーですが、この試合の場合は征矢のソレが過剰すぎてwなにがなんだかって感じのシーンもありました。


そして最終的には征矢も長州にやられちゃったりで「このあとどうなるのかしら?」と気になる展開でした。
ある意味「見事!!」といいたくなる試合でした。



[4]武藤敬司&曙&浜亮太 vs 諏訪魔河野真幸近藤修司

我が家では「大デブ・小デブ」と呼んでいた「曙・浜」でしたが、当然「小デブ」も単に「曙に比べたら」ってハナシで人間界wで見てみたら決して「小」ではないわけで、彼ら相手に諏訪魔たちも苦戦。
しかしセオリーの膝狙いで浜・曙を苦しめます。試合途中、苦戦の浜を社長武藤が叱咤、曙も「ハマ!」とゲキを飛ばすなど「公開練習?」とも思いましたがw 最後は無事社長とダブル巨漢の勝利でした。



[5]船木誠勝 vs 鈴木みのる

ある意味今日のメイン、と思っていたこの試合。
先日の両国での「感情のぶつかり合い」の続きともいえる展開。しかし、個人的には「みのるがプロレスをしようと受けに回る印象」が強かったです。みのる、オトナだ。でも船木もがんばっている印象。

観戦後の反省会という名の呑み会でも二人の過去のいきさつについてイロイロオハナシをうかがいましたが、やっぱあの試合は「あの時代を知っているヒト」には特別な意味があったはず+試合内容にもいろいろ思うところがあったようで、「試合そのもの」よりも「今回の試合に寄せるみんなの想いと感想」を聞くのがとても楽しかったです。
蛇足ですが、いつもより観戦仲間の集合率が高かったのも、この試合があったからではないかと思いました。

しかしまぁ「興行」を考えたら、一晩で、それもあの会場で(失礼)、決着はつけないよなぁ、とか思うので残念だけど納得な展開でした。




[6=セミカズ・ハヤシ vs スペル・クレイジー
▼世界ジュニア・ヘビー級選手権
※第28代王者カズ・ハヤシは5度目の防衛戦

先日の8.30の武道館での「カズVS近藤」の凄さがまだ記憶に新しいのですが、ソレに比べるとちょっとモタモタした印象。スペル・クレイジーの「余裕のある態度」が、「単に休みたがっている」風に見えてしまったのですよ。
上手で、試合巧者ともいえると思うんだけど、ジュニアの試合なんでスピーディーな展開を期待してるんだよな。

最終的には「技出しあって、こらえあって、カズ」って展開だったんですが、序盤のスペル・クレイジーの動きがマイナス印象で、先日の近藤戦ほど「すげー」と思えませんでした。残念。

最後にブードゥーが(ていうかベルト狙いのヘイトの挑戦シーンを作るために)来たけど、ヘイト大事なところで噛んでるし、最初の試合内容と、今回のカズとスペル・クレイジーの試合を比べるまでも無くアレだし、消火器して帰ったけど、なんかイマイチな終わりでした。



[7=メイン]高山善廣 vs 小島聡
三冠ヘビー級選手権
※第39代王者高山善廣は3度目の防衛戦

気持ち的に「現在最強のレスラーの一人は高山」と思っているので、「普通に高山が勝つんじゃね?」と当たり前のように思ってましたが、まさかの敗退。すごくショック。

でも、試合終了後の「ハッスルの動き」を聞くに(というか思い出させてもらい)「確かにそうだった」と納得。
っていうか、むしろソレは「予見して試合を見るべきだった」と反省。

うう、それにしても「試合の組み立てかた」がなぁ…。イマイチ「納得度」が低いのでした。
っていうか、そもそも自分の中では小島は…


以下、単なる「好きな選手が負けたのを悔しがる愚痴」なので割愛w


あとは、ここでもゾディアックのガイジンリアクションが楽しかったです。



でも、また全日本の試合にはいって見たいと思いました!
そして呑み会で聞いたDDTの試合も行ってみたい!!!


試合観戦も楽しいですが、試合観戦仲間との濃い呑み会も凄く楽しいな、と思った昨日の試合でした!!!


そう考えると、「船木誠勝vs鈴木みのる」ってオールドファンをひきつけるいい試合(というかカード)だったのだな、と改めて思いました。


あと、前回もそうだったんだけど、休憩時間中に宣伝Vが流れていたムタのDVD欲しいな、と思ってしまった。
見る時間、値段とか、また後で「更新版」が出るよな、とか考えると、躊躇してしまうな。うむむ。