廣島喰い歩記まとめ 戦争と平和篇/0925の1

0925の行程
午前:24日に休館日(涙)だった大和ミュージアム+αへ
 朝食:ホテルのバイキング・和食モード
午後:広島へ
 昼食?:ひろしまお好み物語駅前ひろば・三代目 越田でお好み焼きと牡蛎鉄板焼とビール
夜:そのまま広島
 夕食:牡蛎亭〜駅前本屋〜ちょこっと屋〜ばくだん屋


午前:24日に休館日(涙)だった大和ミュージアム+αへ
 朝食:ホテルのバイキング・和食モード

ホテルの朝食は、和食モード。納豆と味噌汁が食べたかったのです。あとおしんこも美味しかった。
そして、前日休館日だった大和ミュージアム*1に再度向います。

さすがに今回は無事「開館」。てなことで、早速…と思ったけど、ちょうど「映像の上映時間」ぴったりだったので、まずはミニシアター的なところへ。石坂浩二のナレーションで「大和は当時の日本の技術の集合体」的なものを見る。
戦争の難しいところは「技術の進化も、暖かい人間ドラマも、悩ましい判断も、過酷な政争も、非人道的な大量虐殺も<全部>ある」ところなわけで、カンタンに感動しちゃいけないとか思うんだけど、それはそれで感動したり感心したりしてしまう。

そして、本来最後に見るべき映像を先に見てしまい、かつ嫁がカイシャから連絡があったりで(酷いよなぁ)、変則的な順路になったりしたんですが、一番楽しかったのが「実験ブース」。嫁を待っている時間だったということもあるんですが、今まで「なんとなく知ってたけど、細かく言われるとわからない」って感じのこととかを実験しながら確かめられます。個人的には「ジャイロの体験」「実際にブロックを使って今と昔の造船方法+かかる時間を比較するパズル」「帆船の実験」とかが楽しかったです。あと、船舶操縦シュミレータでは、ぶつかりまくりで、時間切れw スピード感が違うなぁ、とか思いました。
コレはオトナでも楽しいわ。平日だったので、どの装置もアトラクションもじっくり触れて楽しかったです。

最後はそうまとめ的なクイズもあり、結果にあわせて認定証ももらえます。私は正解率が低かったので、見習いw



そして、嫁もモメゴト解決して戻ってきたんで、本来の順路に戻ります。




まずは名物?の1/10の大和。
でかいわ。緻密だわ。すごいわ。かっこいいわ。
人殺しの道具である兵器をかっこいいとか考えちゃいけないのだと思うけど、単純に「人の手で創られたモノとして、この10倍のサイズの船が作られた」という事実に対して畏敬の念は禁じ得ません。


そして、お決まりの「歴史パネル」もあるんですが、いっとき「太平洋戦争」にはまっていた+幕末にも絡んでいることもあり、全部を興味深く読めました。そして搭乗者の方とかのリストがね。なんかこうくるものがありましたよ。
生き残られ方のビデオとかも興味深く拝見しました。なんかウルウルきました。
そして、おそらく近隣の?古老で「多分そのときにいたに違いない」老婦人たちが「あのときはねぇ」なんて展示を見ながら回顧しているのをみて、ぐっと来たり。


また、今我々が知っている「超移動要塞」的な大和は最終形態で、最初はもちっとシンプルだった、というのは初めて知りました。勉強になる。
さらに、校外学習で来たと思われる中学生が地元のボランティアの方をつけて説明を受けているのを横で聞かせてもらいながらふむふむと感心したりしてました。先ほどの1/10の大和の甲板は「本物の甲板を作った職人さんが作った」とか、まだまだ元気でご存命とか、いろいろイイハナシを伺えました。中学生達、いいタイミングで来てくれてありがとう。


そして、こちらは横山秀夫氏の作品*2に出てきたアレですわ

もう、なんだろうね。見ただけで「回天に違いない」と思ってウルウルし、解説読んで「やっぱ回天だ」とウルウルしてしまったよ。コレに閉じ込められて突っ込むのか、と。コレがそうか、と。
そして、潜水艦のクルーは、こんな大きなものを戦争の最前線まで丁寧に丁寧に運んで、戦友を突っ込ませるのか、と。

まぁ、多くは語りますまい。ただ、忘れてはいけないのだな、と思うのです。

そして、忘れちゃいけない!と思ってパンフを買おうと思ったけど、高かったんで、安いガイドを買いました…

大和ミュージアム―呉市海事歴史科学館

大和ミュージアム―呉市海事歴史科学館

重いしね、高いしね…
大和ミュージアムガイドブック―今すぐ行きたい!呉市海事歴史科学館

大和ミュージアムガイドブック―今すぐ行きたい!呉市海事歴史科学館

こっちにしましたw


そのほかにもお土産を見つつ、次の目的地、
海上自衛隊呉史料館 / てつのくじら館*3に!


↑普段、潜水艦のサイズなんて想像することないんですが、コレはスゴイ!と思いました。馴染んでいるような気もしますが、馴染んでないよねw


で、こちらは自衛隊の建物ということで、「今」の「戦争」に関するものなわけで、「昔」の「戦争」は「反省」とか「勉強」「記録」ってくくりである程度「なんでもOK」というか「全部隠さず出す」ってのがポイントですが、こっちはそういうわけにも行かず、ある意味展示は考えられているな、と思いました。


で、その中身は1Fは「自衛隊の歴史」としつつも、2Fは「掃海艇」について、3Fは「潜水艦」+「展示用潜水艦あきしお」という内容です。

正直「掃海艇」についてはまったく詳しくなかったのですが、いろいろ学べ、「ソレはやった方がいい」と思いました。
まんまと作戦にはまったのかもしれませんが、地雷とか機雷とか<無差別に攻撃する兵器>って、やっぱよくないと思うし。*4

そして「潜水艦」ですが、こちらは単純に「異界(船内)」であり「メカ」である、という男子の好きな要素として興味深く拝見しました。潜水艦については終戦のローレライ*5でなんとなく知りましたが、実際に見てみるとタイヘンそう(そりゃそうだ)。


ベッドもやっぱ狭いわ。

そんで、昼夜の区別がつくよう、夜は赤灯で暮らすそうです。それはそれでなんかタイヘンだよな。そんで、なんでそんな思いをしてるかって言えば「国防」なわけで、これはこれで感謝すべきだと思うんだよね。国の方向は「コレでいいのか」は、みんなで考えなきゃいけないと思うけど。


てな感じで「人道的」「趣味的・憧れ的」に、なんか説得されている感じでした。


そして、最後は、鎮座まします展示用潜水艦あきしおに!

さび止めのペンキの匂いがして「船っ!!!」って感じが200%しているわけですが、さらに狭くて、メカメカで、「潜水艦」そのものです!(って、そのものなんですがw)写真もイロイロ撮りましたが、伝わるかな?
中では潜望鏡を覗かせてくれたりもしました。2種類あったんですが両方を覗かせてもらいましたよ。
でも、ホントに狭くて、こんなことできるのも「平日ならでは」なのかな?







てなことで、十分満喫! これで無料なのは、お得だと思いましたが、この給料は税金で?と思うと、またいろいろ複雑な問題だなぁ、と思うのでそれについては割愛。


そして、ココでのお土産はこちら(はまぞうで出てこなかった)。
えがおの青汁について ※音出ます
えがおの青汁について
正直興味半分、ということは否めませんがw 家で読んでます。嫁がレーション本*6とかも買っちゃう家なんでw

思いのほか楽しく、長居しました。
最初は「昼には広島に戻ってメシ」といっておりましたが、結構いい時間になったのでした。

(つづく)