70億の針(4)
- 作者: 多田乃伸明
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/03/23
- メディア: コミック
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最初のころは、「寄生獣」的、あるいは「魔神伝*1」的、宿命のライバルとの異次元バトルっ!!!って思ってました。
しかし、アレコレ登場しすぎて、結局「宇宙とは!? 人類とは!?」という壮大になっていく設定・テーマと、事例としての「友達とは!?家族とは!?」という素材の規模感のアンマッチさが加速。
前巻でも違和感を感じておりましたが、そのままゴール。
何か、超越した人たちすら「家族」とか「友達」とかとごっちゃになって、余計に「こじんまり」感が…。
「壮大なもの」を描こうとしてるだけど、「矮小化されちゃった」という印象です。
それが「ジュブナイル的」「身近な話題」「親近感」と言えばそうなのかもしれませんが、私的には結局「ちぐはぐ」という印象が残りました。
ある意味「兄弟喧嘩で神的な力を発揮して地球を壊す」某家族と逆の「神的存在たちがゆるーく友達ごっこ」という感じ?
もうちょっと時間をかけて描けばよかったのかなぁ?
ともあれ、お疲れ様でした!
*1:途中からミギーじゃなくて魔人伝?と思ったのでした