ヴィンランド・サガ(9)
- 作者: 幸村誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/06/23
- メディア: コミック
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そういや、このオハナシのそもそものスタート地点にも「奴隷」が絡んでおりました。
時代背景や演出上、この「奴隷」というのは外せないのかもなぁ。あと、その辺りの「尊厳」とか「意思」とかと絡んで「宗教」もまたこの後で出てきそうだけど。
とはいえ、今回「凄腕」という能力も開陳し、かつ「成り上がり」フラグも立って、今後の「いい行く末」を想像させる感じで、とりあえず安堵。さらにクヌート王子(陛下か)も、順調に偉くなりつつあります。
このあと、ちょっと小さい世界でゴタゴタして、再び大きな世界に戻るんだろうなぁと予想はしますが、世界の大小じゃなくて、アレコレリアルっぽくて残虐で、でも多分リアルな世界の描き方は、この作品の魅力。
ずっとこのまま「トルフィン」とクヌートが再会しないで、平行線でハナシが進んでもいいや、と思わせるものがありますが、「奴隷編」と言っているからには「ある程度の尺がある」けど「いずれ再会する」ってことだと思いますが、のんびり期待しながら続きを待ちます。