SARU(下)
- 作者: 五十嵐大介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/10/29
- メディア: コミック
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海獣の子供*1の五十嵐大介氏の、某著名猿に絡んだのSFスペクタクルオハナシの下巻。
ちなみに上巻の感想はコチラ→SARU(上) - 巻頭さん2
上巻はダン・ブラウン的印象が強かったですが、下巻はガメラ的*2印象。つか、正確な意味では多分上記の構造的には、まっとうな「怪獣映画」な印象(すごく怪獣映画に詳しいわけではないですが)。
しかし、端々に現れるのダン・ブラウン的ギミックや、「怪獣」の暴威の規模が大きいので、(あえて言うなら)怪獣映画的ちゃちさを意識させない感じ。そういう「リアルっぽい演出による説得力」と「ファンタジーの大胆さによる惹きつける力」のバランスも良かったと思います
すごく面白かったです
欲を言えば、アレコレこのノリで、「怪獣の暴威」とか「リアルっぽい軍事的対応」をもちっと見たかったので、上下巻ではなく、中を入れて3巻か、5巻くらいか、もう少し長めに読んでみたかったかな。
でも、オススメ。