0313 つか一ヶ月サボり分。

マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。1ヶ月さぼっちゃった。そして、テンションをあえて日常に、ということで、だらだらっと感想。


なんていいつつ、ジャンプは新連載攻勢で、思いの他長いなw


週刊少年ジャンプ(11号):DOIS SOL(ドイソル)

バクマン。的ベクトルの違った天才2名による高校サッカー漫画新連載。プレイヤーと監督ってことで、通常のジャンプ的変人で天才と、ジャイアントキリング(未読だけど)的天才監督のあわせ技ってことでよいか? 凡人に読めぬ天才同士の会話、というのは想定外であればあるほど面白いわけですが、今のところ(14号)普通に面白いと思っております。

ただ、巻末のライトウィング*1終了まで待てなかったのか?と思いました。ちょっと残酷。ふと、その昔のマガジンの「泣くようぐいす」終盤における慟哭*2を思い出しました。



週刊少年ジャンプ(12号):メルヘン王子 グリム

前に読みきりで出た作品の新連載。異世界からの居候パターンですが、この相手はメルヘン王国の王子。自分が王位に付きたくないので、居候先の主人公を王子候補にしたてようとします。ヘンな菌に侵されて通常目に見えないメルヘン人が見えたり、動物や虫が話すのが聞こえたり、魔法は使えるけど、その分「メルヘン化」が進んでメルヘンなカラダになってしまいます。

で、コレですが、以前の読みきり(説明の尺も短いせいもあり、単なる居候ドタバタだった印象)よりも数倍面白くなっている(菌によるメルヘン化+魔法の本+ギャグの下劣さw←褒め言葉)印象。ネタ自体は低年齢と大人向きが未整理でブレてる印象があるんだけど、テンポや構成がなかなかよいと思います。素材をメルヘンにしたボボボーボ・ボーボボって感じ? ちょっと注目。



週刊少年ジャンプ(13号):magico(マジコ)

世界を滅ぼすほどの魔力を持った心臓を持つ少女と、強大な魔力を持つウブな少年魔法使いとのファンタジーブコメ?新連載。
まぁ、異様に献身的な少年魔法使いには、少女との過去があるようで(でも、少女は覚えてない)、追々明らかになるのでしょう。ぶっちゃけ好みの作品ではないですし、まだ連載開始直後で「定番」の域を出ていない印象。そして、絵はテガミバチとサンデーが交じったっぽいw いったんは静観か?



週刊少年ジャンプ(14号):戦国ARMORS(アーマーズ)

前に読みきりであった戦国異世界サーボーグバトルもの。主人公は明智光秀ならぬ天海。信長が開発した「甦土武」という武器をめぐってアレコレあって、秀吉の天下。そんななか、謎の坊さん天海がその信長の娘を保護しながら旅しながら秀吉を倒す?
で、NHK大河の江もそうだけど、今年は秀吉はワルモノのターンなのかな?w
「戦国×メカモノ」という大好物コンビ・カツカレー、チリドッグ的構造ですが、逆に判断の目も厳しくなりますぜ。ということで、あえて静観。でも、「異世界」というところを生かして、「歴史オタ」的定番視点を驚かす意外な展開を期待します。



週刊ヤングマガジン(11号):ココロの飼い方

ヤンマガにたまにある恋愛エロコメ系最新作。で「恋愛>エロ」おっちゃんは特に興味ないの。ごめんね。
一方で、そのエロコメで「エロ×2」くらいのノリだった「暴想処女」はいよいよファイナル目前。あのテンションでいつまででも続けて欲しかったのですが、残念。
そして、コレ、大丈夫?ってくらいの「エロ×3」なのが某ラーメン娘。コレ、凄くひねりも品位もないのでやめて欲しいんだが…。こういうの見ると、例の都の条例でケンケン言う側にちょっと気持ちが動いたりするのだよ。



週刊ヤングマガジン(12号):女神の鬼

こないだ、初めて漫画ゴラク買って、裏表紙の出会い系告知が恥ずかしいなぁ、と思ったけど、このヤンマガの表紙も十分恥ずかしいな(いろんな意味で)w つか、そういう意味では幼い系のが一番恥ずかしいか。
閑話休題
女神の鬼ですが、莫逆家族ほかから、ニューカマー登場。早速、真清とバトル。さらに、アレコレこじれて面白くなりそうです。期待。



週刊ヤングマガジン(13号):なにわ友あれ

こっちはアレコレこじれて大変そう。なまじ「噂だけ」じゃないだけに。困ったものである。



週刊ヤングマガジン(14号):三億円事件奇譚 モンタージュ

巻頭グラビアのヒト、ゴーカイピンクなんだ! まだ、カオ、というよりはまだ髪型衣装べシャリ判別なので+そんなにジロジログラビア見ないんでwわかんなかった。ジャンプの投稿でのイエローといいゴーカイジャー女子は早めに漫画媒体に出てきてるな。
閑話休題
モンタージュですが、思いの他「謎>事実」って感じのバランスで、ちょいと置いてけぼりな感じ。まぁ、サスペンスだから「追々」とは思うけど、「代紋TAKE2」とかで、渡辺氏の絵で人が死ぬシーンに慣れているので今回のシーンもあまり驚かなかったりして、なんか置いてかれてる感がするんだよな。まぁ、作品の構成上の特性なのだ。しょうがない。



週刊少年チャンピオン(12号+14号):弱虫ペダル

この12号の見開きの御堂筋くんの中には絶対エヴァ初号機が入ってると思う。
そして、この12号から始まるエース戦。前々から語られていた過去の因縁の、過去の決着も語られ、やっぱ弱虫ペダルはいいオハナシだな、と思う。
そして、弱虫ペダルとは関係ないんだけど、12号の浦安鉄筋家族の扉の小鉄の顔が超かわいかった。


週刊少年チャンピオン(13号):クローバー

主人公達のチームもなく、大きな抗争もなく、それゆえ覇権争いも(他校にはあったけど)、人死にもなく、ある意味コレが一番リアルなもかも、と最近思い始めてきた。むしろ、ワーストとか、シュガーレスの方が、そんなんねーよ馬鹿、って感じだと思うんだけど。
でも、凄い面白いってわけでもないんだけどね。同じリアル(リアルじゃないというヒトもいるかも知らんけどw)ならナンバみたいなのもあるわけだし。ヤンキーモノも千差万別ですな。うん。



週刊少年チャンピオン(14号):バチバチ

同期のみんなのそれぞれの変貌振りが面白かったw 
やはり相撲は組んでなんぼ。こっから先の同期の切磋琢磨も、先輩達とのしのぎの削りあいも楽しみです。



週刊漫画ゴラク(3/18号):どげせん

単行本の感想でも言いましたが*3、不思議な魅力を持つ作品ですな。
でも、微妙に「度胸」と「腕っ節」を感じさせないと成立しないよな。



週刊漫画ゴラク(3/25号):69でなし

昔はステゴロ最強といわれた69歳の任侠爺様が、不思議な薬で若返り、悪を?気に食わないやつを?殴り倒すオハナシ。
最後の1錠をヒト助けに使い、薬はゼロに。しかし、逆にそのせいで命を狙われるはめに。さて、どうする?


てなことで、巻頭さんに初エントリーの漫画ゴラク
結構気になる作品*4がちょこちょこあったり、ストレートでわかりやすい作品が多かったりで、コレはコレで、なかなか面白い。とはいえ、この連載作品中で原発にネガに触れてるのがあって、アレはどうすんだろうか?とちょっと別の意味で今後の展開にドキドキしています。

てなことで、このへんで。

*1:めだかちゃん的サッカー漫画? なんか終盤はみんなであだ名付け合って中2だなぁ、とほのぼのしました

*2:1つの雑誌に野球マンガが多すぎると思ったんだよ!!←意訳

*3:http://d.hatena.ne.jp/djrtaro/20110307/1299449602

*4:正確にはジャンプで読んでた作家さんの作品