結界師(34)
- 作者: 田辺イエロウ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/05/18
- メディア: コミック
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時音、正守、そして夜行、裏会の面々が「終局」に向けて動き出すなか、決着がついたかと思われた「あちらの兄弟喧嘩」もまさかの再発。「終局」らしいどんでん返し+混沌って感じでかなり盛り上がってます。
特に時音の動きは、ナウシカの終盤を思わすような「小さき人間と巨大な意思との対峙」。もちろん状況もできることも違うんだけど(ナウシカには巨神兵であるオーマがいて攻めることもできるけど、時音は防戦一方)、「願いの強さ」というか、そういう部分でなんか感じました。あと、前の「あのエピソード」は、単に平常時の活躍・責任という意味で、良守との活躍の場のバランスを取るためだと思ってたけど、ここに来るためのものだったかと、今更ながら思い出す。
あと、夜行はいつ見てもみんな楽しそうでいいんだよなぁ。ああいう組織いいなぁ。
そして、なんと! 最後まで読んだら、次巻で最終巻とな!?
今回、あの人たちが活躍したから残りはあの人たちで、残り1巻となると、あの組み合わせのバトルは多分なくて、あの布石はけっこうあっさり進むのか?・・・と、頭の中で足し算引き算してしまいますが、みんながハッピーになってくれればな、と思います。
ということで最終巻も期待大です!