超クソゲー3

超クソゲー3

超クソゲー3

過去、不思議・不条理なゲームたちを面白おかしく紹介した奇書の10年ぶりの最新版。


先日復刻版の1+2の感想を述べましたが*1基本感想は似てるんですが、改めて気づいたことなどを。

先日一通り読み終えて気づいたのは、超クソゲーは「レポート(ゲームの説明)」として秀逸なだけでなく、「テキスト構成や演出手法(面白く読ませる工夫)」としてもとても面白いものだということ。
まったく別の本になりますが、伊集院光氏のエッセイ「のはなし」も、同様の感触を感じていて、こちらも「エッセイ(つか、与えられたお題に対する思い出話)」だけでなく「テキスト構成や演出方法」が面白いのです。

その結果、1回読んで「レポート」「エッセイ」としての<オハナシのあらすじ>としてはすでに知っているのに、「テキスト構成」「演出方法」である<話術(というか読ませる)スキル>が面白いので、また読んでしまう、という感じになっています。


とはいえ、今後ずーっとソレばっかり読むってわけでもないですが、やっぱ上手だなぁと思うわけです。


そして、そんな超クソゲーですが、読んでいる中で「時間的/コスト的/興味的」に、唯一<即決>で購入したゲームがあります。
それがこちら>盆栽バーバー

まぁ、Wiiのネットで買うやつで簡単に安価で手に入るってのも大きいですし、他の大作たちに比べ手軽にできそうなので選びました。(他のは普通にクソゲーで大変そうなものも多かったしw)

まだやり初めて2日目ですが、なかなか面白いです。
1週間くらいしたら感想などあげてみたいと思います。



さて、改めて本の話に戻りますが、「インタビュー・対談記事」や「はじめに」という序文もなかなか面白かったです。
特に序文は、単なる悪口になってしまっている「クソゲー」という言葉に対し、クソゲーハンター達の意図を改めて伝える、という意味でも意義のある序文だったと思います。ゲームが好きな人はこの「はじめに」だけは必読かも、と思いました。