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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。さくりと。


週刊少年ジャンプ
51号:こちら葛飾区亀有公園前派出所
とうとう幼稚園児までさかのぼったノスタルジーシリーズ。今回あまり無理して美談にせず、普通に両さんの幼稚園期を描いてて良かったです。基本的に洞察力と理解力と技術力と行動力があるという基本スペックそのままでちびっ子で生意気だけど面白い。あと、ある意味「両さん檸檬はやっぱ親戚」って感じがすんなり納得できた。


01号:バクマン。
マンガの構造論的ハナシが面白い。「連載モノ」という形態が持つ長所短所をうまく描いているなぁ、と思いましたよ。そういう意味で、新妻エイジは作品を最高にすることが目的で、路線変更も辞さないフレキシブルな天才で、シュージン達はストイックな努力家なのかな? 
さらに、マンガもそうだけど、自分のシゴトとか考えると、「続けようと思えば続けられる」という可能性が「完成度」「利益」「人気」などなどと絡んで、いろんな逡巡を生んでいくんだよな。
だが、それがいい」。この先も期待。


02号:トリコ
どうすんのかなーと思ってた闇カジノの八百長バトル。そら当然最初に解決方法があっての展開だからとは思うけど、解決方法は、さすが「食」のグルメバトルマンガ!という「食」が絡んだ頭脳戦。ただ、普通にいろんな毒食えるのに、それ以上の食い合わせってあんのかな?と思うけど(ニトロチェリーの100倍だ!とか?)、フィクション上の理屈が合ってればいいか。



ヤングマガジン
52号:ケッチン
特になし。


1号:ドクター早乙女
チョイエロ人情モノ的展開か? バレーボーイズ終盤のような的不幸コンボ作品にはならないようにしていただきたいなあ。


2+3号:新宿スワン
人情味を表現するにはちょっと粗い印象。たちゅひこ、ココまでバカだったか? 兄弟ならずともあきれる。それとも、過去を描く尺が短すぎたからかな? ともあれ終盤。いろんな思惑がどうなるか、静観。



週刊少年チャンピオン
1号:聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
御大はちょびちょびシゴトしてるなぁ、という生存確認か?w それはそうとバカ姉弟もコレくらいでいいから読みたいな…。


2+3号:侵略! イカ
メガネをかけてるとは「メガネをかけてるからって賢くないぞ」って思ってたけど、メガネをかけなくなったら、なんか賢そうに見えてきた。
そして赤いフレームのメガネをかけている人を見ると、昔は変な人だと思っていたけど、最近は唐橋ユミっぽくてかわいいな、と思う。
そしてイマドキのおしゃれなフレームのメガネをかけているヒトの、端のほうの塗装がちょろりとはげているのをみたりすると、「ホントはオシャレじゃないのかも」と思う。



漫画ゴラク
12/16号:白竜〜LEGEND〜
コレはちょいとみんな油断アリアリだなぁと思うけど、このマンガの醍醐味は「このアトの処理方法」が肝だから、まぁ、静観かな。
あと、同じ原作者さんのDIRTYは、ココであの女子と刑事が何かもっと起きるのかと思ったら、なんかバディモノっぽくなったね。コレは続きがあるかもしれませんな。


12/23号:69デナシ
普通。


12/30号:謝男(シャーマン)
うわさの「土下座観の違い」による「どげせん」決裂からの板垣氏側のアンサー作品の新連載。
「どげせん」での土下座は、感謝や低姿勢のようでいて威圧・強い意志(=いわゆる「みっともない」「弱者がおなかを見せる行為」の象徴だった「土下座」の、逆解釈)だったものに対し
この「謝男」の土下座は、相手を尊重する謙譲な意志(=いわゆる「上下関係」の「下」象徴だった「土下座」の、逆解釈)ってことなのかな? 細かく分類していくとわかるのかもしれないけど、そこまではしませんw とりあえず静観〜。


てなわけで、今日はこの辺で。