星屑ニーナ(1)(2)

星屑ニーナ 1巻 (ビームコミックス)

星屑ニーナ 1巻 (ビームコミックス)

星屑ニーナ 2巻 (ビームコミックス)

星屑ニーナ 2巻 (ビームコミックス)

機動旅団八福神福島聡氏の新作。アンテナ張ってなくて、出てるのを知らず、アマゾンに言われて気付き購入。


んで、SF的な設定&構造*1でありつつ、かわいらしいポジティブな展開! これは面白い。すごくはまりました。


オハナシを端的にいうと、最新アンドロイド(当時)と女子高生(当時)と、その彼氏やら、未来の若者たち(その段階では前述の最新アンドロイドは旧型に…)やら、時間と場所がアレコレ錯綜しながら進められる短編集とも大河ドラマとも言えるオハナシ。


で、
ちょいと期間や規模は小さいけど、カート・ヴォネガットでもあり、火の鳥的な構造のような気もしております。

ただし、人間が電池を入れなければ動かない「助力者あっての長寿」で、「万物を把握」しているのではなく「自分(アンドロイド)が見たものを記録」して「心理を説く」のではなく「お願い/質問をする」だけですが。
でも、結局人間なんて「自分の周り」が「世界の全部」だったりするわけだし、ミニ火の鳥な感じのアンドロイドの方が、しっくりくるのかなぁと思っております。



1巻の終わりもどきどきしたけど、2巻の終わりもドキドキ。続きが気になります。

*1:カート・ヴォネガット的、とも言えるかも