ダークナイト

ダークナイト [Blu-ray]

ダークナイト [Blu-ray]

最近はあまり映画館で映画を見なくなって(あ、バトルシップは見たか)、海外旅行のときの飛行機の中か、テレビ放映のものしか見ないんで、いまさら感想ですが。


話題になっていたのは知っていて、かといって、何か調べたわけではなく、結果、情報なしで見る。



あおりのテロップとかだと「正義ってなんだ」的なところに焦点が当たってる感じ。
見てみると、自分の感覚からすると、昔のジャンプのバイオレンス系マンガとか、社会に出てからの理不尽とかの方が、「よっぽど酷い」と思うんだけど、「バットマンという<正義の味方>という印象が強いメジャータイトル」で「ああいう敵役・味方の苦悩を描いた」ってのが、「すごい」ってことなのかな?



ともあれ、確かにジョーカーすごい。
口の傷の由来を話すくだりは、なんというか、このひとホントにアレじゃん、と思った。
むしろ、あの「光の騎士」の彼は本当に真面目すぎちゃってかわいそう。



ところどころ、かっちょいいメカとかカーチェイスとかアレコレ出てくるけど、カッコイイ分、「取って付けた感」が出て、余計に「ジョーカー」や「バットマン」の狂気が際立っちゃってた。



短くまとめちゃうと、「光だけじゃダメで、かといって闇だけでも当然ダメ」とかいうどうでもいいコメントになっちゃうんだけど、最近「ちら見」してた「まどマギ」とか、チャンピオンの連載の「空が灰色だから」とかもそうだけど、今まで(好事家の手による創作ではあったかもしれないけど、(あ、あと舞台*1でそういうのは多かったかも)メジャーにはなかった)「極端な組み合わせで、ちょっとココロのすわり心地が悪い、でも、そういうこともあるかも」的な「違和感のある作品」のひとつって感じなのかな?


もっと短く言うと「ぞわぞわした」って感じかな。
個人的にはスカポンタンでアホアホドンパチな映画が好きなので、この作品はテレビでよかったな、と思いました。

*1:舞台見学経験はそんなに多くはないですが