軍靴のバルツァー(2)
- 作者: 中島三千恒
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/12/09
- メディア: コミック
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時代は19世紀の架空の国。軍事的に遅れる同盟国の士官学校に、顧問として派遣された凄腕の兵。1巻は、ダメダメチームを立て直す「監督モノ」の様相でしたが…。
2巻では、「対謀略家&プロ市民*1対決!」の「謀略モノ」に!
1巻の最後に「軍事の影の責任者の王子」の兄=第一王子が登場していたんですが、その背後には、軍拡に否定的な参謀がいて、それがどうも主人公と因縁がある感じで嫌な感じ。どうやら、もともと国内に「第一王子と第二王子の対立」があった模様。
そして1巻で夢想した「主人公の訓練の元、仕上がった生徒たちが外敵を退ける!」という直球痛快路線と思っていたら、まさかの初戦の相手は(プロ)市民暴動鎮圧というお尻がむずむずする嫌な展開。
外敵鎮圧であれば、完全正義で徹底応援、殲滅せよ!ってな感じになるんですが、相手が(いかにプロ市民とはいえ)徹底的に殲滅もまずかろうし、どうすべ?、というテンションでこちらも読んでしまうので、すごくドキドキ。
そして、こともあろうに、ココで終わるのです。うむむ。
(3巻感想につづく)
*1:悪い意味の方の