スーパーマン:レッド・サン
- 作者: マーク・ミラー,デイブ・ジョンソン,キリアン・プランケット,高木亮
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2012/08/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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初めてのスーパーマン。面白い設定のIFモノ、ということでよそ様での評判を聞き購入。面白かった。
ざっくり言うと、表紙にあるとおり「もしもスーパーマンがアメリカじゃなくソ連に行ってたら」というオハナシ。
以下ネタバレになるのかな?
ということで、中身にかかわる感想
元のスーパーマンを知らないので(クリストファー・リーヴとかジーン・ハックマンの映画くらい)、どれくらいの変化やパロディが生まれているのかはわからなかったのですが、3回読んで、巻末の用語解説を見て、Wikiとか見たら、なんとなくわかった気になり、改めて面白いと思ったのでした。
オハナシとしては、超能力で、ソ連にかかわらず全世界のヒトタチを助けたりしているわけですが、次第に「スーパーマンにより地球統治(アメリカとチリ以外は全部統一)」ということになりますが、「理想」を追うあまり、独裁だったり機械的洗脳だったり、方向に向かいます。
そこには、スーパーマン統治下のレジスタンスとして、これまたお馴染みのあのキャラがソ連産Verで登場したりw
さらに、元のスーパーマンでのライバルだったキャラクターが強敵/政敵として登場するんですが、悪の才能を政治・経済に使うとすごいことになるのだなぁ、と思いました。
ただ、このあたりが「オリジン」に対して、どう面白い変化・パロディになっているのか、わからないので、ひょっとするとオモシロさの何割かを味わっていないのかもしれないけど。
でも、トータルでいうと、やっぱ、面白かったです。
たまに知らない方面の作品を読むのも楽しいですな。