いくさの子~織田三郎信長伝(3)
- 作者: 原哲夫,北原星望
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2012/10/20
- メディア: コミック
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前巻で、今川義元(イケメン)も登場し、単なる「腕白で賢い子供時代を描く」フェーズから、「領地の取り合い」を意識させる「戦国武将としての状況を描く」フェーズになってきました。
今巻では、織田家存亡の危機が訪れようというピンチが描かれつつも、斉藤道三との同盟+アルファで辛くもクリア。
そして、最近の無双・BASARA系ゲームでは、ビッチな感じで描かれている信長嫁濃姫は、胡蝶として病弱風に描かれてます。
で、ココまで見てきて、「そうきたか」はあっても、あまり「奇想天外」な展開はなく(師匠の一人であるシスコ(南蛮人)はちょっとオリジナリティある要素だけど)、ある意味順当な展開で、ぶっちゃけ「普通」な印象のこの作品。
次の巻くらいが判断の別れ道かな。
一般の兵士・武将の観点から描く「センゴク」や、SF的要素が入る「信長のシェフ」、そして荒唐無稽も甚だしい戦国ゲーム系や「へうげもの」あたりとと比べちゃうと、まっとうな展開のこっちは「奇想天外さ」では不利な気もしますが、でも、燃えないとなあ、と思うのでした。