PRIDE(プライド) 池袋ウエストゲートパークX
PRIDE-プライド 池袋ウエストゲートパークX (文春文庫)
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/09/04
- メディア: 文庫
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とはいえ、いつもと変わらず、時代の「流行」や、流行ってほしくないけどそうなっちゃってる「現状」に合わせてマコトやタカシたちが活躍する展開。
いつもは「流行」や「現状」との「時間差」はあまり気にならないけど、ピストバイクだけは微妙に規制やらなにやらがあってちょっと昔を感じさせたかな? でも、まあ、本筋に関係ないんでいいんだけど。
てなわけで、感想も特に「いつもどおり面白かったです」ってことで、終わろうかな?と思ったけど、「この先のIWGP」を想像していたら、なんか「最近流行っていること」と「IWGPの文体」が「近いかな?」と思ったので蛇足を。
それは、ツイッター。
センスのある人のつぶやきは、時としてマコトの独白にすごい似ている気がしたのです。
リアルタイムで進み、他人を意識した「自虐的」だったり、「過剰演出」だったりするつぶやき。
エンターテイメントな小説なんだけど、日常の描写もあって、生きている人の呼吸を感じさせる構成。
今も現実のワタシは、ちょっと早起きしてパソコンの前でぽちぽちコレを打っているわけですが、もしもマコトがツイッターしてたら、時間的に今は市場に行っていい塩梅の秋の果物をゲットしている様子がTLに流れてきて、俺もがんばろう、なんて思っちゃうのかな?とか。
調べてみたら、名言BOTみたいなのはあるっぽいけど、なりきりBOTはないみたい。
もう10冊も出てるんだから、季節に合わせてBOTを作ることもできそうだけど、だったら自分でやれってハナシですかね?w
ともあれ、楽しくて、友達みたいなマコトのオハナシは、いったんお休みとのこと。
今後は、子育てにぼやきながら(例:ほんとうに子どもって何考えてるかわかんないけど、かわいいもんだよな)、トラブルシューターを続けるのかな?とか、妄想でも楽しめるくらい馴染んだ気がします。
お休み、といっているんで、間はちょっと開くかもしれないけど、続きを楽しみにまっておりますよ。
さらに蛇足ですが、今、改めて最初からIWGPを読み返してたりします。
当然既読なんで、犯人は知ってるってのもあるけど、「語りの妙」も、魅力のひとつなので、楽しく読めますな。