場末の居酒屋2号にて

先日、最近開拓した場末の居酒屋2号に行ったんですが


そのお店はお店のマスター、ママ、常連のみな皆様が60〜80代のツワモノ居酒屋さんで、私は超若輩もの扱い。
そら、当然小僧的ポジションで、尊敬したり、生意気言ったり、という役目。


で、テレビも今時の元気な老人に言わせると「ほとんどくだらない」ってことで、「懐メロ」←懐かしいを通り越して、このアラフォーくそばかオヤジも生まれていない時代の曲とかw、「時代劇専門チャンネル」とか見出すわけでw


そこで、話題になったのが、池波正太郎氏。


自分は、氏の作品*1やら、エッセイ*2やら、なにやら*3がベースで会話していましたが、その場にいた老紳士(70前後、かな?)は、同じハナシをしていて、意見も違わないはずなのに、ちょいと塩梅が違う感じ。


老紳士の観点は、「読者」じゃなくて、同じ時代を生きた仲間(つか、年代的に憧れの先輩だったのかな?)、って感じで、重さというか、味わいというか、身近さ、が、ぜんぜん違うんだよね。もう、脱帽。


あからさまには変わらないんだけど、ハナシをしていて、そう感じることってあるでしょ?



で、自分が出した結論が

・文字ベースで氏を知っている俺
・同じ時代を生きてきて情報収集していた老紳士

の「憧れ度合い」「身近度合い」の差なのだなぁ、と思いました。



例として適切かどうかわからんけど、


全員集合を知っている我々の「和久さん」と
「和久さん」の役者さん、最高だよね!、っていってる若者と
両方ともリスペクトしているんだけど、微妙に違う

って感じかな?


ともあれ、いろんな人と、出会うことは、楽しいな、と思うのでした。

*1:

剣客商売 一 剣客商売 (新潮文庫)

剣客商売 一 剣客商売 (新潮文庫)

*2:

散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫)

散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫)

*3:

梅安料理ごよみ (講談社文庫)

梅安料理ごよみ (講談社文庫)