アイアムアヒーロー(10)

アイアムアヒーロー 10 (ビッグコミックス)

アイアムアヒーロー 10 (ビッグコミックス)

有能で異性の仲間を得た英雄、そして新章スタート。


まずは、エピソード・時間的にスキップされていた「比呂美」に焦点。
とはいえ、経緯の説明はなく、感染はしているけど、半感染?でなんとか制御可能というのは、そのまま。
で、今まで気づいてなかったけど、トラブル?故意?による外傷(つか、攻撃痕か?)があるけど、それを直すべく、奮闘。
直すのが吉と出るか凶と出るかわかりませんが、英雄チームの面々にはひどい目にあって欲しくないですな。



そして、新章。

今まで、伝播の状況説明や海外の特別編を除いて、あくまで英雄の周辺を描く形で展開してきたこの作品ですが、新章では、英雄たちと関係ない視点でオハナシが展開。前から、ちょこちょこ「名前」は出ていた救世主?来栖の登場です。

ある程度の組織化もされ、対策もされているようで、心強いですが、基本的に、いろんなインフラがとまっているはずだから、生産はしていなくて備蓄を消費していると想像されるわけで、根本的な解決にはならないんだろうなあ、と推測。


でも、「部屋に立てこもって、もう死ぬしかない」くらいまで追い詰められた人にしてみたら救世主だよな。
そういう意味では、すごく「溜め」が効いてたし「登場感」が良かったです。



これから先の展開は「英雄視点」と「来栖視点」の二本柱になるのか、「生き残った国家組織」的な「第三軸」も出てきそうだけど、いろいろ楽しみです。