太閤暗殺

太閤暗殺 (双葉文庫)

太閤暗殺 (双葉文庫)

こちらも年末年始に読んだもの。出オチモノ第三弾です。なんかで1位だったとか。


先に読んだ「タイトルが出オチ」2作品と比べると、主人公の情念という部分が、あっさりで(まぁ、仕事を請け負うヒトのハナシだから、そんなにドロドロの情念がなくて当たり前なんだけど)、アクションやどんでん返しが中心。映画やドラマ・漫画とかの映像系か、戦国系ゲームのシナリオにはイイのかな?と思うけど、目に見えない「気持ち」も描ける文字媒体である小説としてはちと物足りなかった。

うーん、この言い方は正確じゃないかな?

言い方を変えると「活劇小説」としてはよかったけど、前に読んだ2作品がドロドロこってりだったので、あっさり味に感じた、ってところかな?
時代小説といえば時代小説ってことで同じジャンルだけど、系統が違うから、単純に比べちゃいかんってことですね。はい。