鴨川ホルモー+ホルモー六景

鴨川ホルモー (角川文庫)

鴨川ホルモー (角川文庫)

ホルモー六景 (角川文庫)

ホルモー六景 (角川文庫)

プリンセス・トヨトミで、ちょっと面白いかも、と思って、こちらもメジャーな鴨川ホルモーを購入*1


トヨトミが「社会人」を主人公にしているのに対し、こちらは「大学生」を(主に)主人公にしているということで、ちょっと甘酸っぱかったりセイシュンな感じで、ちょっとオジサン的に、ひいた部分はあるんですが、まあ、そういうのも懐かしむ観点で読み進めました。結論からいうと、まあ、セイシュンモノでしたw

そして、肝心のホルモーですが、マンガ界で散見される「そういうものがある世界ということでお願いします」的な(例:昨今のスタンドモノの乱立など)少し不思議(SF)な感じで描かれておりました。ちょっと映画見たくなったかも。


そして、そんな甘酸っぱいセイシュンモノである本編でしたが、私個人的には、その本編の世界観をベースにした番外編である「ホルモー六景」の方が、作者の持つ面白センスが、セルフリミックスという感じで、遊び心いっぱいで描かれていて面白かったです。
関東の人間としては「丸の内サミット」が特にw

ということで、この方、万城目氏、ちょっと好きになったので、また機会があれば読んでみようと思います。

*1:年末に嫁の実家近所を散策したのですが、本屋さんが閉まってて、開いていた古本屋さんで購入。商売に対して貪欲という点で、古本屋の方が貪欲ってのも、課題というか、事象としてあるよな