忍びの国
- 作者: 和田竜
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/02/26
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (43件) を見る
異能集団伊賀忍軍VS織田軍!!
ちゅうても、次男の信雄軍だけど。
で、タイトルは「忍びの国」なんで、視点は忍び側。
事前の知識では、「信長の伊賀殲滅」というものがあるんで、この小説はどんな感じかな?と思ったら、いわゆる「第一次(信雄惨敗)」がメインのオハナシでした。
ということで、大勢力である織田軍を相手に、忍者大活躍の展開で面白い。
もちろん織田軍側にも歴戦の勇者やらがたくさんいて、忍者が必ずしも圧倒的有利ってわけでもないので、面白いのです。
忍者バトルは、荒唐無稽で、アクロバティックな展開があっての忍者バトルだよな、と思うのでした。
強いて難を言うと、主人公は「のほほんとしてるけど、やるときはやる」という、憎らしいまでにカッコいいタイプで、多分「のぼう」と同じ感じなのかな、と思われ、この「時代小説に対するアンマッチ感」が、違和感であり面白さでもあるのかな?と思うにつけ、「のぼう」は、また時間があるときでいいか、と思ってしまうのでした。