柳生百合剣

柳生百合剣 (朝日文庫)

柳生百合剣 (朝日文庫)

年末の読書再燃ブームから、ちょいはずれ、でもやっぱ時間がなくてようやく先日読了。柳生モノの、薔薇剣のつづき。今回も凄い秘術が飛び出ます。


というか、最初の秘術が何しろすごい。
ソコがこの作品を楽しむポイントの一つなんでナイショだけど。


もし、それが使えるなら、応用して、いろんなことができちゃいそうで、モノガタリとは別のところでアレコレ考えて楽しんでしまいましたw


さらに、今回の敵は「かの国の人たち」ではなく、なんと、日本のあの人たち!
ある意味、柳生とは縁のある相手。


そんな一派と、こっちと、あれやこれやで混戦しての大伝奇チャンバラ活劇です。


そして、巻末の解説でも触れられていましたが、徐々に作者のおふざけ度合いが増している印象。
これは、チャンバラ世界と考えたときに、雰囲気を壊す要素でもあると思いますが、バランス的には許容範囲かな?と思いました。


てなわけで、何を言ってるのか わからねーと思いますが、荒唐無稽な忍術・チャンバラが面白いので、よかったです。