終末のラフター

終末のラフター (少年サンデーコミックススペシャル)

終末のラフター (少年サンデーコミックススペシャル)

結界師の田辺センセイの短編。いわゆるダークファンタジーってやつ?←つか、帯にそう書いてた。


謎の多い設定ではありましたが、読み進めるうちに、徐々に世界観や登場人物たちのことがわかっていくという構造。
とても興味深い設定たちであることよ。

そしてオハナシもアレコレあるどんでん返しで、短いながらも引き締まった感じ面白かったですよ。
多分、このまま長くもできるし、コノママ終了でもいいし、って感じで。


オススメ。






そして、野暮を承知で言うならば、このオハナシが進むであろう「その先」は、どんどん過酷になっていくものと思われ、「どろろ」的なロジック*1にはまりそうな臭いもしており、逆に「ここで終わらせておくのがよい」という気もします。だから、この長さなのかな。

ということで、そういうところも含め、セツナイオハナシなのです。
でも、それがいい。

*1:自分で思いついたか、誰から聞いたか、曖昧ですが…百鬼丸は、自分の体を取りもどすことで武器化した義肢を失うことになり戦闘力が落ちる→ハナシが進むにつれて弱くなる→目的達成が困難になる→ …