軍靴のバルツァー(5)
- 作者: 中島三千恒
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/07/09
- メディア: コミック
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遠足気分じゃあないだろうけど、とは言え最前線という意識も薄く、やって来たものの、窮地に次ぐ窮地。
生徒たちの狼狽もさることながら、こういう時の「市民の変わり身」とか、「熟練しているはずの人の失策」とかが妙にリアルに感じられました*1。
その中で、やっぱ志ある人は、それぞれは最善を尽くそうとできるのがすごいなと思いました。当時(つうても仮想戦記だけど)のメンタリティとかわかんないけどさ。
そんで、騎馬対鉄砲ってシチュエーションが昔はよくやっていた信長の野望で、ぶつかった時に出る「キンキンキンキン!」という効果音とか思い出させますが、当然そんなもんじゃなく、過酷なんだろうな、というのは容易に想像がつきます。
今思うに、昔北斗の拳で見ていた「黒王号の破竹の勢いでの進軍(雑兵を踏み散らかして進むアレ)」って、デフォルメされているように思ってたけど、実際は通常の騎兵の攻撃とそれほど変わんないのかも*2、と思ったり。
そんなわけで、本当にあんなの追っかけられたらに怖いよな、と思う。
結局まだ窮地は脱していないわけですが、王子にちょっと信用されなくなってきているのはまずいかな?と思ってますが、まだまだ心配事は続きそうですな…。