新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 8」1・4東京ドーム大会

最近、観戦しても、素人がやいやい言うより、プロレス/格闘技 カクトウログさんの記事見ればいいじゃない、と思って感想あげてなかったけど、最近盛り上がりがすごいし、ちょっと感想をあげたくなった土曜開催の2014年の1.4、です。


[0]天山広吉本間朋晃キャプテン・ニュージャパン&BUSHI vs 中西学スーパー・ストロング・マシン獣神サンダー・ライガー小松洋平

まあ、この布陣だと小松選手大変だよね、と思ってたら案の定。
レベル差も含め、小松選手的には1対7だったんじゃないかな?と思ったり。
そんで、試合はといえば、0試合だし試合巧者ばかりなので短い時間でも自分のいいところをだしてささっと終わったという印象。
でも0試合かあ会場が結構埋まってて、チケットが売れてるって本当なんだな、と思いました。


で、今回の大会全体がそうなんだけど、映像とか演出とか、生演奏が入ったり、なんだりで、結構な感じ。
「試合そのもの」以外でも「スゲーって思わせること」って満足度に影響すると思うので、いいなあ、と思いました。


IWGPジュニアタッグ選手権4WAYマッチ
[1] [第37代王者組]ニック・ジャクソンマット・ジャクソンvs
[挑戦者組]タイチ& TAKAみちのくvs
[挑戦者組]アレックス・コズロフ&ロッキー・ロメロvs
[挑戦者組]アレックス・シェリー& KUSHIDA
※ヤングバックス初防衛戦
※4チーム同時に通常のタッグマッチを行い、いずれかの1チームが勝利した時点で決着とする

なんか、最近IWGPタッグの試合ってこういう大勢で混戦的な「ごちゃごちゃ」試合構成で、チャンピオンが強いんだか弱いんだかわかんないまま結果が出るってことが多い気がするんですがどうですか?
とはいえ、短所として「ごちゃごちゃする」ってのはあるんですが、長所として「息もつかせぬ展開」というのもあるのも事実。そういう点では、場外ブレンバスターや、リングアウト寸前でみんなで一斉リングインとか、トータルで見ると大勢でやる長所が勝った試合だったと思います。ビッグマッチ向けの展開ですな。よかった。

あと「TIME SPLITTERS」の車(つかデロリアン)演出はよかったなあ。クシダがマーティの恰好をしていたから、アレックス・シェリーはドクの恰好で?と思ったけど、普通だったね。



IWGPタッグ選手権
[2][第63代王者組]デイビーボーイ・スミスJr.ランス・アーチャー vs [挑戦者組/WORLD TAG LEAGUE 2013優勝チーム]ドク・ギャローズ&カール・アンダーソン
※K・E・S初防衛戦

ちと、マジックキラー(返し、&返し返し)が軸な展開という印象。双方超好きでも超嫌いでもないので、あまり熱が入らず観戦。個人的な意見だと、今現在、ヘビーのタッグを持っててほしい、あるいは、相応しいと連想する選手が今いないんだよな。単なる私の勉強不足かな…。



NWA世界ヘビー級選手権
[3][王者]ロブ・コンウェイ vs [挑戦者]小島聡
※特別立会人:ハーリー・レイス

これは、もうハーリー・レイス(&は入らないw)が来たことと、くそったれ社長がハーリー・レイスにはたかれたところがピークかな?w でも、こういうわかりやすい憎たらしい演出は好きです。



スペシャルタッグマッチ
[4]桜庭和志永田裕志 vs ホーレス・グレイシーダニエル・グレイシー

ちびっ子たちを引き連れての桜庭永田組。二人ともマスクして敬礼で仲良しさんw
一方グレイシーもいかついおっさん引き連れてで、団結力をアピールか?

試合運びはいい感じの「違和感」があり、プロレスと柔術の違いやら、それを乗り越える展開にニヤニヤしながら楽しめました。決着もそういう意味では「いい塩梅」だったと思います。



スペシャルタッグマッチ
[5]シェルトン・X・ベンジャミン&鈴木みのる vs グレート・ムタ矢野通

「和風ノリ」ではあるけど、うまくやれんの?と思われた「ムタ&矢野」。序盤はいい感じでシャイニングしたり、タッグ戦していたけど、後半は意思疎通ができなくなってきた?と思ったら結果オーライの、ムタからみのるへの毒霧。矢野の手錠も水かけも無しでしたが、ムタの良さも出してみのるに快勝した試合でした。


合間に2014年の試合予定発表。
G1決勝が西武ドームだって。アクセスが心配ですがw どうなんだろ?
台湾に行く予定があるんだけど、そこに重ならないかな?と思ったけど、そんな都合のいいことはありませんでしたw
ニュース | 新日本プロレスリング


▼キング・オブ・デストロイヤーマッチ
[6]真壁刀義 vs バッドラック・ファレ
ピンフォール、場外カウントはなし。決着はKO、TKO、ギブアップのみとする

この試合も両選手とも超好きでも超嫌いでもない感じで普通に観戦。
でも、試合の最後の方の、真壁からファレへの、机へのパワーボムが、やばそうな感じで()気になった。轅的には、それでけりがついたような感じだったけど、そうそうダメージ大きかったんじゃないかなあ、と思いました。



スペシャシングルマッチ後藤洋央紀復帰戦〜
[7]後藤洋央紀 vs 柴田勝頼

真っ向勝負!な展開。とはいえ、柴田は誰が相手でも変わらない気がするけど。
それでも復帰戦なのに一切手加減無しの柴田。あれは逆にすごいなあ、と思いましたよ。最後は一応後藤が勝ったけど、まだまだこの組み合わせが続くんだろうな。
あと、蛇足だけど、すっごく邪推するに、薄い本的な展開も狙っているのかな?とか思う絵面でした…。



IWGPジュニアヘビー級選手権
[8][第66代王者]プリンス・デヴィット vs [挑戦者]飯伏幸太
※デヴィット5度目の防衛戦

デヴィは、ヴェノムのようなペイント。
試合結果 | 新日本プロレスリング
悪い意味でバレットクラブ大活躍。そして、それを上回る飯伏!
そして、いつもうざいバレットクラブですが、今回はレフリー軍団が出てきてキッチリ退場させて一騎打ち。
当然技も冴えてる二人ですが、展開もよかったですな。
飯伏選手おめでとう〜! 今年は飯伏がジュニアの軸になる年か?



▼ダブルメインイベントI IWGPヘビー級選手権
[9][第59代王者]オカダ・カズチカ vs [挑戦者/G1 CLIMAX 23優勝者]内藤哲也
※オカダ7度目の防衛戦

やはりオカダは強かった。
序盤は双方技の応酬で十分に見せていただきましたが、最後の最後はやはりオカダ。
でも、やっぱ「強い」のと「魅せる」ってのはちと違うんだよなあとも思ったり。
つか、外道さんのマイクが無かったからか?


▼ダブルメインイベントII IWGPインターコンチネンタル選手権
[10][第6代王者]中邑真輔 vs [挑戦者]棚橋弘至
※中邑4度目の防衛戦
※特別立会人:スタン・ハンセン

棚橋の入場時は、マーティが生演奏! 気持ち的には真輔よりだったけど、マーティがいるってことは、棚橋が勝ったら噂の「エアギター新曲」がマーティの演奏で聞けるか?とちょっと棚橋に気持ちが動いたりw
一方真輔はポールダンサーを周りに配置して登場。ポールダンスはこないだ生で見たのを思い出しました。くねくねじゃなくてクルクルだけど、と思いながら。

で、試合はというと、双方の試合をずいぶん前から見てますが、最近すっかり真輔びいきなので、そういう言う加点もあり、確実に「その時とは違う」って感じがしました。


で、試合結果は、いいんだけど、このあとどうすんの?というのが気になるところ。


私の勝手な思い込みでは「オカダが圧倒的な<プロレスの強さ>を示す<表>のIWGP」、「真輔がトリッキーな展開で<プロレスの面白さ>を示す<裏>のインターコンチ」って思ってました。
なので、今回棚橋がインターコンチを取ってしまったことで、<両方が表になっちゃった>と思って、「このあとどうすんの?」と思った次第。


でも、このあといろいろビックマッチもありそうだし、静観、ですな。

ともあれ、選手の皆様、お疲れさまでした!
今年もいい試合を魅せてくださいませ!