江戸食べもの誌

江戸食べもの誌 (河出文庫)

江戸食べもの誌 (河出文庫)

落語の本でお世話になっている興津要氏の、当時の句や小話で江戸の食べ物を紹介しているもの。


「江戸情緒あふれる」とか、そんなとってつけたようなハナシではなく、氏の解説や「句」から、当時のヒトの意見や考え方、ユーモア感覚がわかって、面白い。

今だと「サラリーマン川柳」とか「週刊誌やニュースの見出し」が、ココに出てくる「句」に近いのかな?


主題こそ「食べ物」ですが、同時に江戸時代の人たちの生活や意識・意見が見れて面白かったです。