バディファイト Presents G1 CLIMAX 26 0814@両国国技館

今年のG1決勝。ちと組み合わせの妙もあり、少し思ったことを。


最近シゴト絡みでいろいろ忙しくてG1情報を入手してないこともあり、前日土曜のワープロ録画を観て、「そのいきさつ」を知り、驚きつつも、「そのドローの方のカードは後に取っとく」というのも納得はしました。



が、いやらしい見方をすれば「最終日は黙ってても埋まるが、その前は微妙だから、そんなマッチメイクを」というか「その日にそのカードたちで集客しておけば、最終日はどうでもいい」と思ったのかな?と思うほどでした。



で、当日。
第一試合からいい感じで始まり、久々の邪道外道コンビも観、ヨシハシが活躍したのも嬉しいし(ケイオス贔屓w)、柴田もこのあとなんか続きそうだし、ブリコス兄弟も動きがすごかったし、矢野のコーナーカバー外しを観れなかったのは残念だけど、全体的に面白かったです。



で、決勝。
最近、プロレスに限らず「魅せる」ってことについてよく考えるんですが、やっぱ「魅せる」と「強い」「勝つ」とは違うんだな、と改めて感じました。



※以下、個人の感想です。



最初、後藤選手は「勝つ」ために力押し的な感じでケニー選手の足を狙っていきました。


プロレス的には「相手の長所を挫く」ってのは常套手段で「当然の行為」なんですが、後藤選手の体格とケニー選手の体格を比べたら、根本的なパワーの部分で「差が大きい」と感じている自分としては「せこいな」「まずは受けた方がイイ(=魅せることができる)のでは?」と思いました。
でも一方で、「最初やられて後で挽回」ってのも王道展開なので、ケニー選手のソレを手伝った、とも言えるんで微妙なんですけど。


あと、やっぱ「魅せる」ためには状況を伝えることが必要だと思ってて、<ピンチのとき>の表現力*1というか、アピール力(敵をだます意味でも、観客に伝える&魅せる意味でも)が大事だと思うんです。



その辺りも両者に隔たりがあったかな。



で、極端なコトを言うと、「強い」って、スポーツテスト的な検査的な動きで「数字」に置き換えて、その比較でもできるし、納得もできるし、本当に「強いだけ」を証明するならそれでいんですよ。



でも、プロレスってそうじゃないと思うんです。
「魅せる(あるいは湧かす)」ための<総合競技>ですよね



その点で、両者に*2隔たりがあったかな、と思うのでした。
でも、後藤選手に、何か言える立場ではないですが、とりあえず「技はカッコいいのに、展開が下手」と言いたいです。



少し酔いも入ってアレですが、やっぱ、先生、魅せられる試合を観たいです。

*1:というと語弊あるな・汗

*2:勝者のコメントも含め