週刊少年マガジン(7号)感想

巻頭さんはアニメ化記念で「魔法先生ネギま!」。巻頭特集の赤松先生がとても嬉しそうです。ホントに嬉しそう。いやホント。ということで感想は巻頭さんで。てなことで他の作品の感想を。


あひるの空高校バスケモノ
ココ最近「バスケ的な試合運び」が語られて、テクニカルな部分ではなくドラマ・ミラクルに興味がある私的はちょっと、イマイチだったのですが、ようやく「ドラマ(対戦相手との過去の確執)」が語られ始めました。でもなんかちょっとなんだな。ちょっと粘着だな。でも高校生だから、多少の思い込みがあってもしょうがないのかな。

はじめの一歩:プロボクシングモノ
凶悪とされる主人公のライバル同士の対決。試合前の心理戦も重要ですが、もう二人のことはよく知っているのでサックリ試合に入ってほしい感じ。

トト:アクションファンタジーモノ
今回も「旧トト」との違いが見えました。トトが「巨大化」したけど、旧トトの「装着」の絵面も嫌いじゃないんだけどな。あとは「夢全開でハッピーハッピー!!」的な世界観じゃないのよ、というスタンスを見せたのは、類似作品と呼ばれるのを回避するための布石か?(ワンピースが「そうは言っても人間の気持ちってば難しい」とか、「過ちに気付いていない(ある意味ピュアな)悪者」を描いているのに対し、トトの今回の軍人は「確信犯的な悪者」を描こうとしていたような)
まぁテンションは維持しているので期待しつつ静観。

クニミツの政:政治モノ
もともと「世に不満」があって、始まった(と思われる)この連載(以下、主観:人気作であった「サイコメトラーEIJI」の連載途中、政治にまつわるネタを描いたアタリからちょっと「EIJI」のトーンが変わり、なんだか慌てて店じまいし、その次に始まったのがこの作品。原作者の強い想いなど政治(体制)に対する意見ができたものと思われる)。最近流行の「事実を織り交ぜながら展開」も、今までのスタンスと齟齬がないのですんなり受け入れられます。うちはまだチビはいないけど気になるなぁ。こういうの。大事です。「ブラックジャックによろしく」が「やるせない内部告発」だとしたら、こっちは「マイナーだけど重要な声を拾い、正面切ってケンカ腰」という感じか? 今回の「ライ症候群」をテーマにしたシリーズ、期待しつつ静観。

トッキュー:海洋レスキューモノ
トッキューに入ったものの、特訓による「肉体的負荷=キツイ」の描写が続いた後に、「目標=トッキューに入ったそもそもの理由・モチベーション」を描いて、いよいよ次のステージへ。さぁて、ライバルも改めて顕在化して、この先が楽しみ。(でも、もう1回くらいヒヨコたちは失敗しそうな気もするけど)

神to戦国生徒会:学園ファンタジーバトルモノ
誰が支持しているのかな? 原作者の事務所? 

ゴットハンド輝:医療モノ
政争継続。四瑛会巻き返し? 静観。

ジゴロ次五郎:ヤンキー車ギャグモノ
年末からの「新マガジン編集長」の話題が上がる際に、この作品と「翔」がいっしょに「化石みたいな作品」としてくくられているのが嫌だ。確かに「テンプレ」のような、デジャブ感+無茶な展開ばかり、という点では同じですが、この作品の本領は「ベタな展開」ではなく「ダジャレ」ですので、ぜひとも続けていただきたいところ。そんでもって、やっぱあのおねえちゃんは幽霊だったね。

ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?:特別企画・ベトナム戦争ドキュメントモノ
今小説で「無限連鎖(東京湾で起きたテロを解決しようとする話。宗教・政治・過去の歴史が背景に絡み展開。日米、テロリスト双方に「理由」があり、善悪の判断は難しいのうと感じてる途中。まだ読み終わってないけど)」を読んでおりますが、やっぱ戦争を止めるには「謝る」ってのは「理想的な事後処理」だけど、問題の解決にならないのじゃないかなぁと思ったり。
いや、反省して謝って、もうやめようよと呼びかけるのはいいんですよ。ただ、過ちを反省するためには「殺さないと反省しない」という面もあるじゃないですか? 為政者は痛みを伴わない(現場が見えない)から反省はしないだろうし。
でも、大局で変化はないかもしれないけど、個々人が意識を持てば、ソレはなくなるというネルソンさんの意見に全員が同意して、戦争がなくなりますように、とは思います。

蛇足:「戦争」という「日常からかけ離れたもの」的なフィルターにかけるから、人事・リアリティのないものに感じて「単なるイイ話」「世の中のデータ(事実だけど自分に関係ない)になっちゃうのかな? 単純に交番の前の「昨日の交通事故 0名」とかみたいに、株価とか見たいにテレビで日常的に「昨日世界で死んだ人 戦争:●●人、病気●●人、老衰●●人」とか表示しておけば、もっと戦争に感心を持つようになるかなぁ?

サムライディーパーKYO:超歴史チャンバラモノ
ココ最近バトル→覚醒→背景説明で能天気な要素がなかったので、それを打ち破るように過剰演出ナオヤジ登場、ということか(とはいえ、全然オヤジに見えないけどなw)。そんで久々アキラも登場。アキラも強くなれるといいね。狂の「死の病」はさほどインパクトはナシ。

エアギア:モーター付きインラインスケートみたいののバトルモノ
WORST(ワースト)@月刊チャンピオンでも季節外れの新入生が来ましたが、こちらも季節外れの新入生(翔さんとか)登場。ちょっと信玄くんとは仲良く慣れそうw。で、お化けの正体は敵ってことだけど、オチは「幽霊は幽霊でいた」ってことになりそうな予感。

探偵学園Q:少年探偵団モノ
おお!! 金田一になくてQにあるのはコレですよ!! シナリオ好きとして「こういう回」だけキッチリ読んでますw 過去の確執は、もう「あった」ってわかればそれで十分なんで、むしろ「今後」のキュウ、リュウ、周囲のやり取りが気になります。(それにしても「アザ」はおかしかったな。ジョースター家?)

MIQ:マネーもの(主人公は高校生)
単純に「真似をしてくるチェーン店」にどう対応するのか、気になります。満足のいく回答を出してくれるんだろうな、おい。っていうか、ホント教えてよ。教えてくれたら好きになるからw(と、実務で「マネッコ競合」登場で、「戦略として正しい」と思いつつも、嫌な気分になっているのだ)

RAVE(レイヴ):ファンタジーアクションモノ
まぁ、展開はイマイチだったけど、2話使ったからそれなりに「苦労した」という演出はできたのではないかと。「きずなの銀」の大事さがもっと伝わればよかったかな。あれじゃあ、ちょっとぐらい入れてやれよとか思うもんな。

伝説の頭 翔:ヤンキーモノ
この展開、前に見たことあるって言う人〜 は〜い!

覇王の剣:ネオネオネオ?三国志
感想は先週に同じ。