巻頭さん0130

マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。今週は下記。

週刊少年ジャンプ(8号):ONE PIECE
週刊ヤングマガジン(8号):工業哀歌バレーボーイズ
週刊少年マガジン(9号):トッキュー!!
週刊少年サンデー(9号):ワイルドライフ
週刊少年チャンピオン(9号):番長連合



週刊少年ジャンプ(8号):ONE PIECE

海賊バトルモノ。以前は「主人公たちの海賊団」VS「当面の敵」という展開でしたが、最近「政府」「謎の古代兵器」も絡み始めて、いろいろと入り乱れております。

今シリーズでは「主人公たちのチーム」が分裂、海賊の命である「船」が再起不能の状態と診断、訪れた先では政府の工作にはめられ、ピンチピンチピンチです。でも来週からは「泣かせる昔話」が始まりそう。


週刊ヤングマガジン(8号):工業哀歌バレーボーイズ

モテナイ高校の3人組のシモネタ満載のバカ話。毎回怪人じみたシモネタ技を持った人々が登場します。描いている内容はエロですが、話としてはギャグです。今回は普通の展開(怪人が登場しない)でつまらなかったな。


週刊少年マガジン(9号):トッキュー!!

海難レスキューモノ。長崎の潜水士だった主人公。試験を経て「レスキューの最高峰:トッキュー」に入り、現在特訓特訓特訓で「見習い5人」がしごかれ中。しかし徐々に「団結力」ができてきた模様。


週刊少年サンデー(9号):ワイルドライフ

獣医モノ。破天荒な主人公がいい意味で常識ハズレの医院に就職。やさしいサポートに囲まれつつ獣医をまっとうします。

今シリーズは、閉塞感アリアリの大学病院で「オレ流」を貫き、ちょっとずつ変えて行きます。でも今のところ「お話」はベタですな。


週刊少年チャンピオン(9号):番長連合

全国制覇を狙うヤンキー(というか、不良、だね)モノ。千葉からスタートしましたが、いよいよ千葉制覇。これから東京に乗り込もうとしますが・・・。


★★総評

今回、ベクトルこそ異なるものの、オススメ作品が連なっております。
ワンピースは、「キッチリ物語を描く」という点でおもしろいですし(冗長、という意見もあり)
バレーボーイズは、「バカなシモネタが続々出てくる」という点でおもしろいですし(下品といえば、もう反論しようがないですが)
トッキューは、「ドキドキのレスキューモノ」を「3,3,7ビョーシ!!」の久保先生が面白おかしく描いてますし(デジャヴ感が多い、とは思いますが「久保節」がきいているので、それはそれでオリジナリティがあると思います)
ワイルドライフは、普通。着替えシーンが多いのが気になりますが、毎回作りは丁寧です(ただ、テーマが「医療」ですので、お涙頂戴展開としてはスタンダードなもの(デジャヴ感多め)が多いかも)
番長連合は、「大法螺吹き」な展開がおもしろいですし(画力、構成、説得力の点で個人的に難アリと思いますが、楽しむポイントはソコではないので目をつぶります)
てな感じ。

で、ここで今更ワンピースを勧めてもなんですし(オススメ)、「トッキュー!!」もちょいとマンガ好きの人には「デジャヴ感」が多いかもしれないですし(とは言え、私のように「久保節」が好きな人であれば当然読んでるでしょうし)
てなことで

番長連合」で。

まじめに読んじゃいけません。画力にけちつけちゃいけません。
戦国時代のつもりで読んでみてください。きっと魂(イノチ)が燃え上がるはず。

蛇足:宮城の30代暴走族さんも読んでるのかな?

てなことで、この辺で。