半九郎残影剣

半九郎残影剣 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

チャンバラミステリー小説
鬼籍に入った大御所は新刊を出さない＝本屋に行く楽しみが減る!!　という当たり前のリクツで、「自分が知らない作家さんをジャケ買いキャンペーン!!」を展開し、その最中に発見したのが、この作者の「手習重兵衛シリーズ」。これがおもしろかったので、他のシリーズも、ということで買った1冊。

半九郎は、設定のせいもあり、重兵衛よりは重苦しいく、ミステリー度合いも強い感じで展開。しかし、チャンバラは重兵衛よりも多め、かつ主人公より強いやつがゴロゴロいて、けっこうハラハラします。
オチとかその周辺は、難が無きにしも非ずですが、途中までのドキドキ感は重兵衛よりも多いかも。
これで鈴木栄治氏は確実にお気に入り作家に加わりました。オススメです。

参考：上で言っている「重兵衛」の感想＠巻頭さん
→http://blog.livedoor.jp/djrtaro/archives/11092099.html