巻頭さん0320

マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。今回は2週分をまとめて。って取りとめもなく長くなったな・・・。


週刊少年ジャンプ(14号) ONE PIECE/(15号)ボボボーボ・ボーボボ
週刊ヤングマガジン(14号)(15号)ともに R-16
週刊少年サンデー(15号) ブリザードアクセル/(16号) 見上げてごらん
週刊少年マガジン(15号) クニミツの政/(16号) GetBackers
週刊少年チャンピオン(15号) 舞-Hime/(16号) ショー★バン


★★総評
総評、としていつも「一番オススメ」を詳しく紹介しているのですが、今回、これだけの作品をまとめて好みの優劣をつけるのは難しかったです。っていうか感想だけで疲れたw それにまとめて2週分ってやっぱ多いねぇ。分けたほうが良かったと後悔。ということで、まとめて比較じゃなくて、本文に、感想を付け加えます。ということで、どすか?


ONE PIECE

いわずもがなの海賊バトルモノ。現在、政府が付け狙う「古代兵器」の設計図を巡り、仲間であったロビンが一方的に離れ、濡れ衣を着せられそうになり、さらにメンバーボコボコにされまくり、と最悪な状況。巻頭カラー恒例の「メンバー勢ぞろい見開き」にロビンが居ますが、どうなることやら。マンガ好き以外もはまる名作。ただしシリーズによっては「冗長」という声もあり。
個人的にはワクワク感が多くて好きな作品ですが、今回は「仲間とお別れ×2」という展開があり、これにどうけりをつけるのかがポイント。他の方のブログですっごく怒ってる?(悲しんでる?)人もいましたが、とりあえず静観中。土曜発売のものを見るに風向きも変わってきた感じだし、期待しつつ静観、ということで。今更巻数はすごい事になってますが、オススメ。


ボボボーボ・ボーボボ

ハイテンション切れ目ナシのギャグ展開の格闘バトルパロディもの。もともとギャグ路線であるため、「何が強くて弱いのか」がさっぱりわからないまま、(個人的には、何となく楽しいからいいや、と思ってますが)、連載開始からの宿敵「マルハーゲ帝国」の大ボスも退治。いよいよ格闘モノの宿命「兄弟バトル」がスタートしますが・・・。
あまりに唐突、あまりに幼稚(あるいは意味不明)、であるので、オヤジには「慣らし」が必要な作品。
キライじゃないけど、ススメル気はないです。はい。


R-16

横浜を舞台にしたヤンキーもの。時代を入れ替えつつ、主人公、幼馴染の3人(一人は死亡)、妹などなど、友情やら裏切り家族やら、さらには国籍関係のヘビーな話も交えつつ、ヤンキー抗争ネタを展開。以前「アッパーズ」で連載されていたものが、アッパーズ廃刊に伴い移籍。原作は「特攻の拓」ちゃんの人。
今回は「高校入学」からスタート。特に派閥に入ってないけど大物チームのボスに認められた主人公、そしてその大物チームに入ることを約束された「自分の派閥を持つ」幼馴染、そんで同世代最強とされる「自分の派閥を持つ」ライバル。ここで多分「三つ巴」のケンカが始まるんだと思いますが、連載開始ということおあり、早速ニアミスし・・・。
絵がちょっと「怖い」というか「グロイ」ので、万人向けではないかと・・・。


ブリザードアクセル

フィギュアスケートモノ。優秀な兄弟を持ち、常に家族に注目されない末っ子がぐれてヤンキーに。注目されたくてケンカをするけど、だれも見てくれない。そんな彼がであったのはフィギュアスケート。初めてだけど、大技とされる「4回転」を決めちゃいます。このあとに出てくる「見上げてごらん」もそうですが、「前にやってたスポーツ(ブリザードアクセルはケンカ?)」で土台ができてて「初心者だけど驚異的な芽がある」というスタンダードな展開。
作者は、その昔週刊少年ジャンプで活躍してた鈴木央センセイ。ライジングインパクトとかウルトラレッドとか、の人です。今作、ちょっと主人公の口癖に「ガウェイン臭」がしますので、ライパク好きはいいかも? でも主人公かっちょいいしな、ビジュアルはウルトラレッドよりか。


見上げてごらん

ニスモノ。剣道一筋の家に生まれ、剣道で高校に入れた主人公ですが、ひょんなことから名門テニス部に入部することに。早速テストを受けますが・・・。で、この作品も上記のブリザード、と同様「剣道で鍛えたコトがテニスに・・・」という感じ。
私は未見ですが、以前週刊少年サンデーで人気サッカーマンガを描いていた方みたい。あちこちで「サッカーのあとはやっぱりテニスなの?」とか、いわれてますがw 確かにセオリーなのかも、と思ったりw でも、あまりねぇ・・・

思いつく例
①「シュート!」→「ステイゴールド」/②「キャプテン翼」→「翔の伝説」/逆「フィフティーンラブ」→「オフサイド」/違「COOL」→「テニスの王子様

で、作品そのものはまだ「スタンダードなイントロ」の域を出ていないのでオススメかどうかは判断できず。さて、どうなるのかな。


クニミツの政

政治モノ。主人公は政治家秘書。国や公共団体のヘンなところを指摘しつつ、それを改める市長に立候補する人を師匠と仰ぎ、サポートをしますが、次第に本人の「政治家」としての能力が目覚め始め? といいつつも現在は、その師匠の「市長選」をサポートしてます。作者もシッカリ勉強されている方のようで、いろいろネタがちりばめられており、単なるエンタメではなく「問題提起」もされることのある作品です。多事争論とかサンデープロジェクトが好きならオススメ。


GetBackers

バトルモノ? 頼まれたらなんでも取り戻す「奪還屋」のお話。舞台は新宿の無限城と呼ばれるエリア周辺。特殊な能力をもった人たちが奇面組みたいにチームを作ってバトルしたり共闘したりしてましたが、今回ようやく最終章とのこと。壮大な伏線がありそうな感じで進められているのですが、個人的には理解と思い入れが少ないのでコメントはここまで。オススメも特にしません。


舞-Hime

美少女スタンドモノ。正体不明のモンスターを退治するための能力者がいまして、さらに「カギ」と呼ばれる異性と接触?接近?すると能力がパワーアップ。アニメも同時に進んでおり、すごく人気があるので、設定関係は私が何か言うより、リンクを見たほうがいいかと。
個人的には「節操のないスタンド群(ある意味パロディの域まで行っている)」が嫌いではなく、なんとなくキッチリ読んでしまう作品。むちゃくちゃスキってワケでもないですが。おもしろけりゃ美少女ものも見るよ、ということであればオススメ。(いちご@ジャンプよりは電車で読みやすいですw)


ショー★バン

中学野球モノ。モノローグなどの考え事の記述が多く、魔球の類が出てこないリアル路線。「なんかピンチだからがんばろう!!」とか「あ、願いが通じてホームラン!!」とかいうのもなく、フツーに展開されます。でも、精神的にも不安定な時期の選手たちですから、いろいろムラがあっておもしろく感じている今日この頃です。
以前も書きましたが、この「ショー★バン」と「アウト・ロー」など、リアル系野球マンガが最近好きです。オススメ。

てなことで、すげー長くなりましたが、このへんで。