小説系
DZ
- 作者: 小笠原慧
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/05/01
- メディア: 文庫
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本屋さんにヒラ積みされていて、帯にはいい感じの褒め言葉「伏線の張り方があまりに見事! どんどん加速するジェットコースターのようです」が「文庫担当者オススメ!」としてありましたが・・・。
一言でいうとバイオ系「Monster」(浦沢直樹)という感じでしょうか?
※蛇足:どちらがパクリとかいうつもりはありませんが、Monster1巻の発売が95年で、ヨハンが出てきたのが97年で、この作品が最初に出たのが2000年です。作者がどれくらい前から考えていたかはわかりませんが。
まぁそれで終了でもいいのですが、帯に文句。確かに悪くないけど、「ジェットコースターじゃないし」、「伏線もまぁ好作レベル」。文庫担当さんも仕事だとは思うけど、ちょっとどうかなぁと思いました。素でそう思ってるなら、不勉強かなぁと。(こないだ読んだ「このライトノベルがスゴイ」の個々の読者の感想を読んでいたときの気持ちに近いです)。売り文句なら「著名作家の言を集められなかった」ってこと?
最初の期待が高かった分、ちょっとガッカリ。いやでも、ホントにバイオ系の描写とかリアリティとかは最高にいいんですよ(私的にはシナリオよりもギミックがすげーなーと感心してます)作家さんはまだまだデビューしたてのようなので、今後はすっごく期待です。売り方が気に入らなかっただけです。