UMAハンター馬子

UMAハンター馬子―完全版〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

UMAハンター馬子―完全版〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

UMAハンター馬子―完全版〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

UMAハンター馬子―完全版〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

このジャケだけ見たら、ちょいと引くかもしれないけどw
男子たるもの一時でもムーに興味を持ったり、東スポの(若干うそ臭い)UMA記事は見たことがあるのではないか?

そんな男子に(女子でもいいんだけど)お勧めなUMA系小説。


正直「主人公とその周辺のキャラのやりとり」ってのは、べたで、「NGK」と言われてぴんと来ない人は、厳しいかなぁと思いますが、UMAネタとか、ラヴクラフト(あるいはクトゥルー)ネタをさらりと駄洒落で落としたりという、その手のが好きな人は「にやり」とできて、おそらく「べたなノリ」を見過ごせる感じの作品。

主人公と舞台が日本ということで古事記とか日本の神話とかに関連させているあたりは上手だなぁと思います。

主人公は好きになれませんが、作者の手腕は好きです。

あと、巻末の解説というかUMA系小説、映画の歴史を語るコラム?も「へー」「ほー」と、ちょっと買ってor借りてみようかと思うDBとして、別冊宝島とかその手のムック系に通じる珍重さがあるので、これもよいです。

実はムーを買ったことがある、という過去を持つ男子にオススメ。