ぬしさまへ

ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)

ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)

で、ようやく、今平積みになっているこの本。
確かに面白いです。落語がインストールされている私には。


嫁も追いつき、思わず和菓子を買ってきました。

でも、イマイチ若旦那の造詣が「中途半端」だそうな。
確かに体が悪いといいつつも、結局助かってるし、その辺はビジュアル(映像、イラスト)に訴えた方がいいのかもね。あるいは、ホントに死にそうなキャラなんだってば、ってなことで、1回くらい地獄めぐりをして生還しても面白いかも。祖母と熱愛したという爺さんに会ったりとか。
ソコのリアリティがイマイチなので、嫁に言わすと妖怪のはかなさも描けている百鬼夜行抄には及ばず、ということらしい。確かに百鬼…というよりはゲゲゲの鬼太郎っぽくなってるかも。

で、ココの解説者さんも述べてましたが、やっぱ「ある程度マンガ好き」ならみんな気付いてましたね、百鬼夜行抄。ある程度経験を積まれたマンガ好きの方はみんなぴんと来るのか。自慢げな自分に反省しつつ、でも、やっぱ、落語風な(ダメチン若旦那は、明烏(落語)の旦那がいいですねぇ… とはいえ、ココの若旦那一太郎(主人公ね)それほど世間知らずじゃないですが)造詣には惹かれますね。
早く文庫で続きが出ないかな。

落語好き、時代物好きにはオススメかと。
(まぁ、ぬるいっちゃぬるいけど)